私の場合はいまさら感満載なのですが、「ラジオを聞くと頭がよくなる」らしいのです。
ちなみに、先にお断りしておきますが、下の画像は私ではありませんので、ご承知願います。
和歌山県立医科大によりますと、脳みそを鍛えるには「ラジオ」がいいらしいのです。ラジオはスマートフォン、PCやTVなどと違い、聴覚情報しかないため、それを補うために脳みそ全体が活発に働くというのだそうです。
逆にTVをボーっと見続けているだけでは、脳みそが機能低下してしまとのことです。
たしかに、この話には一理あるような気がします。そもそも、ラジオの情報が音声だけですので、放送を聞いたら、(一応)頭のなかでその場面を想像しなければなりません。いわゆる「場面想像」という働きですが、この働きが脳みそを活性化させると考えられるそうです。子どものころに、「本を読むと頭がよくなる」と言われたのと同じですね。
私の場合、本は漫画本、情報はTVでしたので、この程度(どの程度?)の成長しかできていません。
これは科学的にも検証されているとのことで、光トポグラフィ(近赤外光を使用して前頭葉の血流量の変化パターンを可視化する検査)の写真を分析しすると、ラジオニュースを聞いているときには、創造性などをつかさどる「前頭前野」と呼ばれるところがよく活性化されていることがわかったそうです。
この前頭前野は「創造性」「やる気」「実行能力」「感情コントロール」「決断」などと関係の深い場所だそうです。
また、「radiko」はこの説の真偽を実証するため、ラジオ聴取と脳の成長の関係をMRI脳画像診断を用いて解明する実証実験を世界で初めて行っています。
その結果、ラジオを聴き続けることによって、記憶系脳番地という、「聴覚系」「記憶系」「思考系」「視覚系」「理解系」「伝達系」「感情系」「運動系」の8系統で、記憶系脳番地の活性エリアが最大で2.4倍、聴覚系脳番地の活性エリアが最大で2倍に拡大したことがわかったそうです。
また、どんな番組が脳みそが活性化するか、「ドラマ」「トーク番組」「天気予報」のなかでどの番組が最も脳を活性化するかも実験してみたところ(なぜ、この3つなのかは不明)、天気予報がいちばん脳みそを活性化させることがわかったそうです。
ちなみに、一般的なラジオの天気予報以外に、日本では1928年から現在まで気象庁から12時に発表された国内および近隣諸国の気象観測点データと、漁業船舶からの情報で構成されている「気象通報」がラジオ第2(R2)で毎日16時から放送されています(2014年3月30日以前は9時台(6時発表分)と22時台(18時発表分)にも放送されていました)。昔、22時台の放送を聞いたことがありました。
たとえば、「石垣島では北東の風、風力4、天気曇り、気圧1016ヘクトパスカル、気温21度。那覇では北北東の風、風力3、快晴、15ヘクトパスカル、22度・・・ウラジオストクは入電がありません」「次に、船舶の報告をお知らせします。この時間は8ヶ所からです。南シナ海の北緯16度、東経117度では、北東の風、風力6、天気曇り、気圧1016ヘクトパスカル。フィリピン東方の北緯17度、東経129度では、風向風力不明、天気不明、14ヘクトパスカル・・・」という感じです。
たしかにラジオで聞く天気予報は、地図なしで地域を想起し、天気と関連づけなくてはいけませんので、注意力と想像力をかき立てる放送です。
ラジオをコツコツ聴き続け、たまには気象通報から天気図を描いてみることで、私の脳みそを活性化してみるとしますかな(たぶん、やらないでしょうけど)。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。