ニュースなどで既に報じられているとおり、2015年10月以降に住民票を有する日本国民全員と中長期在留者や特別永住者などの外国人の方にマイナンバーを通知するための通知カードが配布されます。その後、2016年1月以降に個人番号カードが申請により交付されます。
【通知カード】
通知カードは券面に氏名、住所、生年月日、性別、マイナンバーが記載されたもの。顔写真が入っていませんので、本人確認のときには別途顔写真が入った証明書などが必要。
【個人番号カード】
個人番号カードは券面に氏名、住所、生年月日、性別、マイナンバーなどが記載され、本人の写真が表示される。通知カードでマイナンバーが通知された後に市区町村に申請すると、2016年1月以降に個人番号カードの交付を受けることが出来る。身分証明書として利用できるほか、e-Tax(国税電子申告・納税システム)などの各種電子申請、自治体の図書館利用証や印鑑登録証など各自治体が条例で定めるサービスにも使用できる。
マイナンバーは社会保障、税、災害対策の分野で利用されます。このため、年金・雇用保険・医療保険の手続、生活保護・児童手当その他福祉の給付、確定申告などの税の手続などで、申請書等にマイナンバーの記載を求められます。また、税や社会保険の手続きにおいて、事業主や証券会社、保険会社などが個人の代理手続きを行う場合もありますので、勤務先や証券会社、保険会社などの金融機関にもマイナンバーの提出を求められる場合があります。
また、民間企業では従業員の健康保険や厚生年金の加入手続を行ったり、従業員の給料から源泉徴収して税金を納めたりします。証券会社や保険会社等の金融機関でも、利金・配当金・保険金等の税務処理を行います。これらの手続を行うためにもマイナンバーが必要となります。
要するに便利になるような気がする反面、面倒なものを管理しなければならなくなります。
さて、プロ野球セ・リーグの新監督も決まり、来シーズンへの体制も整ってきました。
全員が40代という若さも話題ですが、マイナンバーも話題になっています。つまり、新監督が現役時代に付けていた背番号を監督になってからも、そのまま使用するというものです。
阪神タイガース 金本監督 ; 6番
読売ジャイアンツ 高橋監督 ; 24番
中日ドラゴンズ 谷繁監督 ; 27番
なお、タイガース二軍の掛布監督も現役時代と同じ31番です。
ちなみに、長嶋茂雄さんがジャイアンツの監督時代に3番、王貞治さんが1番、広島東洋カープ 山本浩二さんが8番、阪神タイガース 村山実さんが11番、南海ホークス 広瀬叔功さんが12番など、監督就任時に現役時代の背番号をそのまま使ったことは過去にもありましたので、不思議な事ではありません。
和歌山県橋本市の県立橋本高野球部員26人は、ラグビーボール大の置石(おきいし)に、「詐欺に注意!」などの標語やイラストを描いて、JR・南海橋本駅前の通路わきに並べて、乗降客への注意を喚起しました。
この「置石に願いを込める運動」は今回で19回目となり、これまでは交通安全を啓発していたそうですが、今回は特別にマイナンバー被害防止に取り組むとのことです。
野球部員は、テーブルに置かれた、白色に塗られた河原石72個と、レンガ25個に「マイナンバー みだりに見せない 教えない」「ちょっと待って! 振り込む前に まず相談!」などと標語を書き、高齢者が受話器を耳にして、首をかしげている姿などのイラストを描いたそうです。
いろいろな意味でマイナンバーの詐欺被害にはくれぐれもご注意ください。
