思い起こせば、私の人生で後悔したことは多々ありますが、後悔しなかったことはほとんどありません。
ですが、終わってしまったことは仕方がないので、結果的には後悔していない人生かも知れませんが、やっぱり、「あの時こうしておけば」・・・とか思います。でも、「こうしておいたらもっと悪くなっていたかも」と萌うようにすれば、後悔することはありません。
米国の女優ハル・ベリーさんのお話です。
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彼女は2001年の映画「チョコレート」でアフリカ系米国人として初めてアカデミー主演女優賞を受賞しました。さらに、ベルリン国際映画祭では銀熊賞(女優賞)も受賞しました。その後、映画「007」でもボンドガールとして出演することが出来ました。
女優として素晴らしい実績を挙げましたが、2004年の映画「キャットウーマン」でラジー賞(ゴールデンラズベリー賞)の最低主演女優賞を受賞してしまいました。このラジー賞というのはアカデミー賞の前夜に「最低の映画」を選んで表彰する賞のことです。不名誉な賞ですから、授賞式には参加する人はほとんどいないそうです。
ところが、彼女はこの授賞式に出席しました。
「アカデミー賞を受賞したからといって良い作品とは限らない。逆にラジー賞を受賞したからといって必ずしも悪い作品とは限らない。私はあの役を精一杯演じた。作品に出演した事も後悔していない。そのことを伝えたかった」
彼女はいくら不名誉なことであっても「キャットウーマン」に出演したことは「後悔していない」と言う。それは「精いっぱいやったから」なのでしょう。
高校球児たちもきっとそうでしょう。
試合に負けたからといって野球部に入ったことを後悔する人はいないでしょう。なぜなら、高校球児たちも「精一杯やったから」です。
なぜ、精一杯やると後悔しないのか?
それは、精一杯やると楽しいからです。精一杯やると成長できるからです。
だから、精一杯やる人はどんな結果になろうとも後悔はしないのです。
精一杯やる人はどんな結果になろうとも、それを乗り越えていけるのです。
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If you could not be a good loser、 then there's no way you could be a good winner.
Halle Berry's mother
良き敗北者になれない者は、良き勝者にもなれない
ハル・ベリーの母
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まずは精一杯やってみるかな? 誰のためでもなく、ただ自分のために。