F1での見どころの1つとして、ピットストップでのタイヤ交換を如何に早く行うかと言うのがあります。
このピットストップでもたもたしていると、せっかくコース上で、1周コンマ何秒とタイムを縮めてきたのが、数秒にしてパーになってしまいます。
今は燃料給油がないため、タイヤ交換のみ。
今まで、2012年ドイツGPでのマクラーレンが2.3秒のピットストップ最速記録でしたが、レッドブルがマレーシアGPで2.05秒と縮め、これ以上は不可能と言われていたのですが、アメリカGPでレッドブルがさらに0.15秒縮める1.9秒で記録を更新しました。
(この動画は2013年日本GP Lotusですが)
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YouTube: 2013 SUZUKA F1 LOTUS Grosjean PIT 2nd.
如何に技術的に簡単かつ安全な構造で出来ているとは言っても、これほどのスピードでタイヤ交換するというのは神技でしょう。
さて、私がこのF1のタイヤ交換とともに同等レベルの作業だと密かに思っているのは、野球のイニング間でのキャッチャー準備。
キャッチャーの子が攻撃時にランナーとしている場合、または最後のバッターの場合、守備に就くためにキャッチャー用具をベンチ前で身に付けます。
その時に、F1ピットストップでのタイヤ交換よろしく、ベンチサポートメンバーがキャッキャーの子の周りに集まって、キャッチャー用具を身に付けるサポートをします。
これが手間取ると、怖い主審の方から「早くしなさい」と無言のプレッシャーがかかるのです。
よって、ピットクルーではなくサポートメンバーの見せ所でもあるのです。これが早く出来れば守備のリズムもよくなることでしょう。
これを見てふと思ったのですが、F1のピットクルーはこのタイヤ交換の準備と練習には余念がありません。
同じようにキャッチャー用具の取り付けの準備とともに練習を行っておいた方が良いのじゃないかと・・・