「今までに一体どれだけ走ったか。残すはたった42km」
現在はスポーツキャスターやマラソン解説者として活躍している、元陸上競技選手で、女子マラソンの元世界記録保持者の高橋尚子さん。
2001年9月30日に行われたベルリンマラソンで、女子で初めて2時間20分を切る、2時間19分46秒の世界最高記録を記した高橋尚子さんのレース前の言葉です。
マラソンランナーと言えば、月間1000km以上走る練習をするそうですが、そんななかでも高橋尚子さんは別格とも言えるハードな練習で有名でした。ですから、きっと、高橋尚子さんにとっては、本番のレースよりも練習を乗り越えることが大変だったということなのでしょうね。
ですから、本番のレースでは、「たった42km」と思うことで、より全力を出せると自分に言い聞かせていたのでしょうね。
私なんかと比べものにはなりませんが、私も「面倒だなぁ~」なんて思えるような出張とかあったときでも、「移動の時間に比べたら、たったの1時間」なって思って過ぎしましたから。足は遠のいても、仕事は手を抜いていないと思ってはいますけど(知らんけど)。
昨日の記事のhitomiさんの「LOVE2000」でも書きましたとおり、2000年9月に行われたシドニーオリンピックで、金メダルに輝いた女子マラソンの高橋尚子さんがスタート前のアップの時間にヘッドフォンで聴いていた楽曲としても話題になりました。
「LOVE 2000という曲は私のシドニーオリンピックのテーマソングで、気持ちを上げてテンションを熱くし、私に力をくれる曲でした。練習時も試合当日も何十回と繰り返し聴いていたこの曲が、私を金メダルに結び付かせてくれたんだと思います」と語っています。
また、優勝後のインタビューでは、「すごく楽しい、42kmでした」とインタビューで答えていたことから、ふだんからどれだけ苦しい練習に耐えて、本番のレースを心から楽しんでいたかがわかります。
高橋尚子さんには、ほかにも
「長い階段を一気に上がろうとすると、途中でへばってしまう。でも一段ずつ確実に上がっていけば、時間はかかっても頂上まで上がることができる」
という言葉があります。
ちょっとだけ「がんばる」ことではなく、ちょっとだけ「がんばれる」ことを毎日続けてみたいと思います。自分ができる範囲のことだけでいいと思います。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。