この4日間、バックネット裏で高校野球を観ていますと、いろんな方に出会いました。
お互いの母校の応援、息子さんの学校の応援で来た学童・中学野球で一緒だったご一家やその学童・中学野球時代の指導者の方でしたり。 時には会社関係の方もいたりします。まあ、そんな時は、今日の試合への展望(希望)とか、お互いの近況や元チームメイトの近況などの話で盛り上がったりします。これはこれで相手の方も存じていますので、話が合いやすく、野球談議にも花が咲きます。また、顔見知りの元高校球児が来たりといろんな出会いが本当にあります。
さて、高校野球では一日に2試合~4試合が行われることがあります。試合時間は2時間以内を見越して次の試合開始時間を決めているのですが、時に5回コールドゲームなどで早く試合が終わってしまった場合、選手は早めに来ていて準備は出来ているとしても、応援団や対戦カードを見て観戦に来るファンの方もいますので、次の試合開始を大きく早めるわけには行きません。
今回、塩尻市営球場では第一試合と第二試合の間が一時間近くある日がありました。時間がありあまっています。地元の高校野球ファンのご年配の方と思わず高校野球談議に炎天下の中で野球談議に花が咲いてしまいました。やっぱり、話の中で一番は「どこの学校が強いか」になって来ます。どこから情報を仕入れて来ているかは判りませんが、時間が有り余っていることもあって(失礼)、やけに詳しいですし、熱がこもっています。これが一人だけの相手でしたらまだしも、複数相手となりますと収集もつかなくなり、ちょっと辛いものです。何しろ、傾向が判りませんので、触れていいところと、触れてはいけないところが判りませんので、うかつなことは言えません。それに、やっぱりご年配の方のお話は立てておきませんとね。ま、お話し相手の方がトイレで席を立って、自然解散になりましたが。
松本市野球場では第一試合の途中から、隣にご年配のご夫婦の方が座ってきました。雰囲気から察するにお孫さんの試合を観に来ているような雰囲気でしたが、さほど試合の方は一生懸命観ている雰囲気はありませんでした。失礼ながら、お二人のお話しが漏れ聞こえてくる中に、どうやらお孫さんのお名前がちらほらと。しかも、そのお名前には少しばかり心当たりがありましたので、「もしかして、○○くんがお孫さんですか?」(我ながら、なんていう聴き方なんだと)とお伺いしますと、太郎のチームメイトという、ぴったし カン・カンでした。この時は傾向と対策が充分判りましたが、触れていいところはともかく、触れてはいけないところはありませんので、まあまあの世間話となりました。それよりも、実家方面にお住まいですので、うかつなことは言えませんでした。ま、第一試合がコールドゲームになり、私は第二試合の応援、ご夫婦はお孫さんの応援のため自然解散になりましたが。
人の出会いは一期一会と言いますが、本当に縁とは不思議なものです。
選手は中学校は違えど、共通の目的を持って先輩と後輩が一つのチームを形成します。また、チームは違っても、高校野球という共通の場で一球一瞬に青春を賭けています。 そして、同じ場所で時間を共にした選手たちが、いつしまた再会を果たすこともあると思います。
野球場ではいろいろな出会いや再会があります。また、人と人の繋がりが見えてきたりもします。
一期一会一球一瞬
野球でも観に行ってこようかな。