春 54回出場 122試合 73勝 49敗 0分 優勝; 5 準優勝; 3 ベスト4; 7 ベスト8; 4
夏 55回出場 120試合 65勝 54敗 1分 優勝; 1 準優勝; 3 ベスト4; 2 ベスト8; 7
徳島県とは、四国地方にある県で、旧名は阿波国、県庁所在地は徳島市。四国一都会的な都市。もとい、四国の右のほう。ちなみに右上が香川で下が高知、左上が愛媛なんじょ。
明治維新の激動では、外国からやって来た安い藍にその地位を奪われ、庚午事変で徳島藩領だった淡路島が兵庫県に移されたり、香川や高知と合併したり分割されたり、高知、島根、鳥取らと最下位争いを繰り広げています。
【勝手に選んだご当地ソング】
♪ 繊細な糸で素朴な町に縛り付けられてた頃
見上げるたびに空は映した 遥かに遠い世界を
小さな場所を後にしてから どれくらいもう経つのだろう
Home is calling
ふるさと 心の中で今でも優しく響いてる
寂しさが染み付いた夢の無い夜には あなたを呼んでいる
(「HOME」 詞; アンジェラ・アキ / 唄; アンジェラ・アキ)
私立高校の野球部が席巻する日本で唯一、私立高校の甲子園出場がない公立王国。それが徳島県です。実際は野球部のある私立が1校しかないだけです。
かつてはあの有名な池田高が「全選手県内出身」を謳って全国制覇を成し遂げましたが、実際は中学三年時に東京や大阪の有力選手を引き抜いて「地元中学卒業」ということにした、ということもありました。それはともかく。
硬式野球場が県内に2箇所しかないのですが、それでも野球のレベルは高く、鳴門工業高(現; 鳴門渦潮高)や徳島商業高、うずまき打線うずしお打線の鳴門高や、小松島高などが強豪の地位にあります。
甲子園において春夏通算138勝と東京、神奈川、大阪、愛知などと肩を並べるくらい非常に優れた成績を収めている。
野球王国・四国の一角を担う徳島は、大勝または大敗のロマン溢れる、攻撃的野球でファンを魅了しています。
【選抜大会出場回数ランキング】
1 徳島商高 19回出場 38試合 20勝 18敗 0分 優勝; 1 ベスト4; 3 ベスト8; 1
2 池田高 8回出場 28試合 22勝 6敗 0分 優勝; 2 準優勝; 1 ベスト4; 2 ベスト8; 1
2 鳴門高 8回出場 22試合 15勝 7敗 0分 優勝; 1 準優勝; 1 ベスト4; 1 ベスト8; 2
4 鳴門工高 5回出場 13試合 8勝 5敗 0分 準優勝; 1 ベスト4; 1
5 鳴門第一高 4回出場 4試合 0勝 4敗 0分
6 小松島高 3回出場 4試合 1勝 3敗 0分
6 小松島西高 3回出場 3試合 0勝 3敗 0分
8 海部高 1回出場 5試合 5勝 0敗 0分 優勝; 1
8 城南高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
8 新野高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
8 川島高 1回出場 1試合 0勝 1 0分
【選抜大会勝利数ランキング】
1 池田高 8回出場 28試合 22勝 6敗 0分 優勝; 2 準優勝; 1 ベスト4; 2 ベスト8; 1
2 徳島商高 19回出場 38試合 20勝 18敗 0分 優勝; 1 ベスト4; 3 ベスト8; 1
3 鳴門高 8回出場 22試合 15勝 7敗 0分 優勝; 1 準優勝; 1 ベスト4; 1 ベスト8; 2
4 鳴門工高 5回出場 13試合 8勝 5敗 0分 準優勝; 1 ベスト
5 海部高 1回出場 5試合 5勝 0敗 0分 優勝; 1
6 城南高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
6 小松島高 3回出場 4試合 1勝 3敗 0分
6 新野高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
9 鳴門第一高 4回出場 4試合 0勝 4敗 0分
9 小松島西高 3回出場 3試合 0勝 3敗 0分
9 川島高 1回出場 1試合 0勝 1 0分
【選手権大会出場回数ランキング】
1 徳島商高 23回出場 45試合 21勝 23敗 1分 準優勝; 1 ベスト4; 1 ベスト8; 2
2 鳴門高 11回出場 23試合 12勝 11敗 0分 準優勝; 1 ベスト8; 2
3 池田高 9回出場 28試合 20勝 8敗 0分 優勝; 1 準優勝; 1 ベスト4; 1 ベスト8; 1
4 鳴門工高 5回出場 13試合 8勝 5敗 0分 ベスト8; 2
5 小松島西高 2回出場 3試合 1勝 2敗 0分
6 新野高 1回出場 3試合 2勝 1敗 0分
6 小松島高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
6 鳴門第一高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
6 吉野川高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
6 徳島北高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
【選手権大会勝利数ランキング】
1 徳島商高 23回出場 45試合 21勝 23敗 1分 準優勝; 1 ベスト4; 1 ベスト8; 2
2 池田高 9回出場 28試合 20勝 8敗 0分 優勝; 1 準優勝; 1 ベスト4; 1 ベスト8; 1
3 鳴門高 11回出場 23試合 12勝 11敗 0分 準優勝; 1 ベスト8; 2
4 鳴門工高 5回出場 13試合 8勝 5敗 0分 ベスト8; 2
5 新野高 1回出場 3試合 2勝 1敗 0分
6 小松島高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
6 小松島西高 2回出場 3試合 1勝 2敗 0分
8 鳴門第一高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
8 吉野川高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
8 徳島北高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
【徳島県出身者で打線を組んでみた】
一番 ⑨ 秦真司 (鳴門高/ヤクルトスワローズほか)
二番 ④ 八田正 (鳴門高/大映スターズほか)
三番 ③ 広野功 (徳島商高/中日ドラゴンズほか)
四番 ⑦ 長池徳士 (撫養高/阪急ブレーブス)
五番 ② 里崎智也 (鳴門工高/千葉ロッテマリーンズ)
六番 D 香川伸行 (浪商高/南海ホークス)
七番 ⑧ 広永益隆 (徳島商高/南海ホークスほか)
八番 ⑤ 畠山準 (池田高/南海ホークスほか)
九番 ⑥ 柳田浩一 (鳴門商高/ヤクルトスワローズほか)
① 川上憲伸 (徳島商高/中日ドラゴンズほか)
甲子園大会のスター選手を数多く輩出しています。徳島商高の板東英二さんは1958年選手権大会のヒーロー。富山・魚津高の村椿さんと投げ合った延長18回の死闘は、今でも甲子園の名勝負の一つです。中日ドラゴンズに入って主に救援として活躍したが、10年余であっさり引退。
畠山準さん、水野雄仁さんの2人は、池田高全盛時代の主力選手でした。夏春連覇を達成し、「やまびこ打線」の名を大いに広めました。畠山さんはバッターに転向し、16年間で483安打。水野さんは11年間で39勝17Sを挙げました。「ドカベン」の愛称で親しまれた香川伸行さん(大阪・浪商高)の生まれは徳島。高校生離れした巨体、並外れた長打力で人気者でした。プロでは10年間で78本のホームランでした。
川上憲伸さん(徳島商高)はドラゴンズで112勝した後、メジャーへ行き活躍しました。長池徳士さん(撫養高)は阪急ブレーブス黄金時代の四番打者として活躍し、ホームラン338本を記録した強打者でした。
変わり種として、プロゴルファーの尾崎将司さん。1964年の選抜大会で徳島海南高が優勝した時のエースでした。弟の「ジェット」健夫さん(高卒時ヤクルト3位指名)、阪急の黄金時代を築いた名将・上田利治さん、ボクシングの元世界王者・川島郭志さんらも徳島海南高出身です。面積は小さいものの、スポーツ界に次々とスターを送り出す希有な県です。