先日、プロ・アマ合同の日本野球規則委員会が行われ、昨年末から話題になっていた「ピッチャープレートに触れているピッチャーの三塁への偽投を禁止」が正式に禁止されました。
現行のルールではプレートに触れているピッチャーが一塁に偽投(けん制するふりをして実際に投げなかった)する場合、ボークとなっていますが、これに加えてプレートに触れたままの三塁への偽投も禁止されます。ただし、プレートに触れたままでの二塁への偽投は許されています。
理由はボークと疑われることとスピードアップなどのためとのことです。
MLBではこのルールは昨シーズンから適用されていますので、これに追従したということでもあると考えます(国際化?)。
ちなみに大本の野球規則は米国で作られているのです。
偽投についてですが、まず、一塁ランナーを「偽投」で塁に釘付けにしたら盗塁が出来にくくなり、攻撃は野球盤のように打つだけの単純なものになってしまいます。
二塁への偽投が許されているのは、逆にランナーを三盗できないようにしているとのことです。二塁ランナーがヒットでホームを狙う。それを外野手の送球と競わせて、スリリングなプレーにするという目的があるようです。
じゃあ、三塁への偽投を禁止するのは何故? ボークと疑われるから?
うーん、正直よく判りません。
ランナーが三塁にいるときのスクイズのけん制とか、駆け引きの面白さは少なくなってしまいますよね。
でも、米国で作ってくるルールにはフェアプレー精神を基に考えられているので、私のような凡人には想像できないところを考えているのでしょうね。
でも、今まで身に付いたもの。
シーズン当初は混乱するかもしれませんね。