FA宣言締め切りは日本シリーズ終了の翌日から、土・日・祝日を除く7日以内にコミッショナー宛に文書で申請する。
8日目の午後3時にコミッショナーより「FA宣言選手」として公示され、翌日より国内外全ての球団と契約交渉を行うことが可能となる。
日本野球機構
例年FA戦線と言えば、今年も優勝を逃したセ・リーグの2球団を中心に賑やかなものです。
今年もドラフトが終わり、日本シリーズも始まってFA戦線が本格的に動き始めます。なんだかんだ言っても、今季FA権を取得した選手を含めて、現在FA権を所有している選手たちは多くいます(→の先は”私の予想”です)。
広島東洋カープ
永川勝浩 投手 / 国内・海外→残留
江草仁貴 投手 / 国内→引退
石原慶幸 捕手 / 国内・海外→残留
新井貴浩 内野 / 国内・海外→残留
小窪哲也 内野 / 国内→残留
梵英心 内野 / 国内・海外→自由契約
赤松真人 外野 / 国内・海外→残留
天谷宗一郎 外野 / 国内→残留
阪神タイガース
安藤優也 投手 / 国内・海外→引退
岩田稔 投手 / 国内→残留
大和 内野 / 国内→未定
西岡剛 内野 / 国内・海外→残留
新井良太 内野 / 国内→引退
福留孝介 外野 / 国内・海外→残留
俊介 外野 / 国内→未定
横浜DeNAベイスターズ
林昌範 投手 / 国内・海外→戦力外
石川雄洋 内野 / 国内・海外→残留
後藤武敏 内野 / 国内→残留
下園辰哉 外野 / 国内→戦力外→引退
読売ジャイアンツ
山口鉄也 投手 / 国内・海外→残留
杉内俊哉 投手 / 国内・海外→残留
内海哲也 投手 / 国内・海外→残留
西村健太朗 投手 / 国内・海外→残留
実松一成 捕手 / 国内・海外→残留
寺内崇幸 内野 / 国内→残留
坂本勇人 内野 / 国内・海外→残留
阿部慎之助 内野 / 国内・海外→残留
村田修一 内野 / 国内・海外→戦力外
長野久義 外野 / 国内→残留
亀井善行 外野 / 国内・海外→残留
中日ドラゴンズ
岩瀬仁紀 投手 / 国内・海外→残留
山井大介 投手 / 国内・海外→残留
荒木雅博 内野 / 国内・海外→残留
森野将彦 内野 / 国内・海外→引退
谷元圭介 投手 / 国内→未定
藤井淳志 外野 / 国内・海外→残留
平田良介 外野 / 国内→5年契約2年目
大島洋平 外野 / 国内→3年契約2年目
東京ヤクルトスワローズ
石川雅規 投手 / 国内・海外→残留
松岡健一 投手 / 国内・海外→残留
館山昌平 投手 / 国内・海外→3年契約3年目
川端慎吾 内野 / 国内・海外→4年契約3年目
武内晋一 内野 / 国内・海外→残留
畠山和洋 内野 / 国内・海外→3年契約3年目
三輪正義 内野 / 国内→残留
大松尚逸 内野 / 国内・海外→残留
飯原誉士 外野 / 国内・海外→戦力外
雄平 外野 / 国内→残留
坂口智隆 外野 / 国内・海外→残留
福岡ソフトバンクホークス
松坂大輔 投手 / 国内・海外→残留
摂津正 投手 / 国内→未定
五十嵐亮太 投手 / 国内・海外→残留
高谷裕亮 捕手 / 国内→2年契約2年目
鶴岡慎也 捕手 / 国内・海外→残留
川島慶三 内野 / 国内→残留
明石健志 内野 / 国内→残留
吉村裕基 外野 / 国内・海外→残留
城所龍磨 外野 / 国内→2年契約2年目
本多雄一 内野 / 国内・海外→2年契約2年目
内川聖一 外野 / 国内・海外→残留
長谷川勇也 外野 / 国内→3年契約3年目
埼玉西武ライオンズ
野上亮磨 投手 / 国内→未定
牧田和久 投手 / 国内→未定
炭谷銀仁朗 捕手 / 国内・海外→未定
上本達之 捕手 / 国内→戦力外→引退
鬼﨑裕司 内野 / 国内→戦力外→引退
渡辺直人 内野 / 国内・海外→戦力外
中村剛也 内野 / 国内・海外→残留
秋山翔吾 外野 / 国内→3年契約2年目
東北楽天ゴールデンイーグルス
青山浩二 投手 / 国内・海外→未定
久保裕也 投手 / 国内 戦力外→育成再契約
嶋基宏 捕手 / 国内・海外→4年契約4年目
細川亨 捕手 / 国内・海外→残留
藤田一也 内野 / 国内・海外→2年契約2年目
松井稼頭央 外野 / 国内・海外→自由契約
聖澤諒 外野 / 国内→未定
オリックスバファローズ
平野佳寿 投手 / 国内・海外→海外FA権行使の意向
岸田護 投手 / 国内・海外→制限額超え減額を受け残留の見込み
T-岡田 外野 / 国内→3年契約2年目
北海道日本ハムファイターズ
石井裕也 投手 / 国内→残留
増井浩俊 投手 / 国内→未定
宮西尚生 投手 / 国内・海外→未定
武田久 投手 / 国内・海外→自由契約
大野奨太 捕手 / 国内・海外→未定
飯山裕志 内野 / 国内・海外→引退
中田翔 内野 / 国内→未定
矢野謙次 外野 / 国内・海外→残留
千葉ロッテマリーンズ
涌井秀章 投手 / 国内・海外→海外FA権行使の意向
J.スタンリッジ 投手 / 国内→未定 (外国人選手枠から除外)
唐川侑己 投手 / 国内→未定
根元俊一 内野 / 国内→残留
井口資仁 内野 / 国内・海外→引退
福浦和也 内野 / 国内・海外→残留
清田育宏 外野 / 国内→残留
岡田幸文 外野 / 国内→残留
新規FA権取得した選手の中で動向が気になるのが、埼玉西武ライオンズの牧田和久選手、野上亮磨選手、北海道日本ハムファイターズの中田翔選手、増井浩俊選手、宮西尚生選手、大野奨太選手というところでしょうか。千葉ロッテマリーンズの涌井秀章選手とオリックスバファローズの平野佳寿選手は海外志向です。
中でも牧田選手は先発とリリーフの万能型ピッチャー。特に今年はセットアッパーとして58試合3勝3敗28ホールド、防御率2.30とCS進出に貢献しました。ポスティングで海外移籍希望とのことですが、FA宣言した場合には争奪戦になるでしょう。野上選手は先発ピッチャー不足のチームが狙い。ただ、10勝しても10敗と勝ちきれない成績が難で、宣言したところで手を挙げるチームがいるのかどうか。
北海道日本ハムファイターズはお歳暮のシーズンに合わせての大量離脱があり得そうな感じです。中田選手は本来ならばFAの目玉となるはずです。昨年まで3年連続100打点を記録していましたが、今年は67打点とシーズンを通して極度の打撃不振に苦しんだ。元々打率が高い選手ではなかったものの、打率は.216。清宮選手とのバランスで本人がどう考えるか。増井選手も先発・中継ぎ・抑えをこなせるピッチャーであり、ランクはAですが、FA行使となれば争奪戦でしょう。宮西選手は貴重な左のセットアッパーとして、人気でしょうし、大野選手は正キャッチャーの欲しいチームは狙い目だと思います。
その他、阪神タイガースでスイッチヒッターに転向し打撃が向上した大和選手、シーズン後半からセンターのレギュラーに定着した俊介選手の動向も気になります。
今年は西の欲しがる球団が静かです。一方の昨年30億円をつぎ込んだ東の欲しがる球団ですが、昨年のことがトラウマになっていないでしょう。