春 87回出場 164試合 78勝 85敗 1分 優勝;2 準優勝; 2 ベスト4; 8 ベスト8; 19
夏 93回出場 207試合 118勝 88敗 1分 優勝; 4 準優勝; 9 ベスト4; 4 ベスト8; 17
京都府は日本に3つしかいない府ん一つ。他ん2つは大阪府と内閣府どす。かつては他かて大宰府、鎌倉幕府、東京府やらなんやら色々な府がおましたが、大宰府は太宰府市になってしまい、鎌倉幕府は雪ん家であるかまくらん中に置かれたさかい、雪解けとともに崩壊しいやしもたんえ。東京府は東京都へ改称しいやしもたんえ。どしたがって、現在、残存したはる府は3つやけどす(ウソどす)。
府庁所在地ん京都市は日本最大ん観光都市であり、いっぺんは修学旅行や観光旅行やらなんやらでたんねるさかい、知らん人はあんないまへん。余計なお世話やけど、JR東海ん「そないや、京都、行こう」んCMは京都を含む関西ほな流れておりませんが、駅等にポスターは貼ってあります。他ん市町村となると、宇治お茶と平等院ぐらいは有名な宇治市やらなんやら、途ヘリにマイナー度が上昇しはるちゅう特徴を持ちます。
北部は海に面したはるが、京都市には海がへんことから、京都府も海に面してへんとか思われてることがぎょうさん、日本三景ん一つ、天橋立も京都府に存在しはるモンん、福井県や兵庫県に存在しはると思われとることも多かったりします。
【勝手に選んやご当地ソング】
♪ 雨の降る京都の 嵐山を二人
息をきらしながら のぼり始めてゆく
ひとつの傘を二人 お前との世界
寒さにふるえる声は 霧の中へ消えて
でも今はあの笑い顔も 冷たい雨もみんな
すべて僕一人の 想い出の中
やがてくる春に 涙をうずめ
過ぎ去る冬を心で唄い
お前の影を抱きしめる
(「雨の嵐山」 詞; 長渕剛 / 唄; 長渕剛)
1915年に開催された、夏ん第一回大会で優勝どした京都二中(現; 鳥羽高)や戦前戦後にかけて複数回ん優勝を飾った平安(現; 龍谷大平安高)やらなんやら古豪がひしめく地域。
夏ん決勝進出回数は大阪府に次ぐ2位ん13回でシルバーコレクターん座を揺るぎへんモンとしたはる。
春夏通算ほな8位ん18回、また決勝進出回数上位10都道府県んわて、準優勝回数>優勝回数となっとるんは高知県と京都府んみで、春夏通じて1956年夏から優勝に手が届かいない状況が続き、1997年夏にようやっと川口知哉はん率おる平安高が決勝進出どしたモンん、和歌山・智弁和歌山高に惜敗しいやしもた。
ほんでも、諦めへん京都勢は翌1998年、新鋭・京都成章高がもっかい決勝進出を果たしたんやが、横浜高ん松坂選手に決勝完全試合で撃沈、府民にトラウマを植え付けたんや。
さらに2005年夏かて今度は京都外大西高が決勝進出、今度こそと期待が膨らむが、当時二年生ん田中将大選手率おる駒大苫小牧高に撃沈したんや。
ほんで、翌2006年に福知山成美高がベスト8進出を果たどしたんを終いに2013年まで連続で初戦敗退、古豪(笑)やらなんやらとネタ扱いまでされ始めます。
2014年選抜に福知山成美高と龍谷大平安高がベスト8に残り、久しぶりに強豪地域としいやん存在感を発揮、さらに龍谷大平安高が大阪・履正社高を下しいや優勝を果たし、室町幕府以来ん復権を全国に知らしめたんや。甲子園ん季節になると期待しいやは裏切られてきた京都民に、明るい話題がもたらされたんや。
一般的に京都といえば江戸時代えらい昔ん日本ん首都としいやんイメージが強おすが、現在ん京都は旧国制ん山城やけでなく、丹波・丹後両国ん範囲までが含まれとるため、北西方向に長く伸びており、北陸や東北ばりん雪国に分類されへん地域もおーいんや。
そんため、レベルん高い高校は京都市周辺に密集し北部ん学校が弱いちゅう偏重傾向もあります。たや、京都市外に所在しはる福知山成美高が2006年、2014年と甲子園チョッキ8に進出、そんハンデを克服どした活躍を見せつつあります。
歴史んある都市ほなあるが、御多分に漏れず少子高齢化に悩まされており、100万人都市かて関わらず市中心部ん小中学校ん合併閉校も相次いでいます。そん減りつつある選手も交通ん便がええ、大阪にストロー効果で人材が流出しいやおり、さらに古豪平安高に加え、京都成章高や福知山成美高、京都外大西高やらなんやら新興うち立ん存在が大きくなって、すけないパイん取り合いを繰り広げとることが京都ん高校野球ん弱体化に繋がっとるとも言われとるようどす。
そない京都であるが、他ん都市部とおんなじく私立が強い地域な中、府立ん鳥羽高はしばしば府大会上位に食い込んできており、伝統ある古都ならほなん歴史を感じる戦いを繰り広げとる。
ちょいちょい、弱小地域によるジャイアントキリングを演出しいやくれへんロマンある地域どす。
【選抜大会出場回数ランキング】
1 龍谷大平安高 40回出場 80試合 40勝 39敗 1分 優勝; 1 ベスト4; 5 ベスト8; 12
2 京都外大西高 6回出場 13試合 7勝 6敗 0分 ベスト4; 1 ベスト8; 1
3 京都学園高 4回出場 10試合 6勝 4敗 0分 準優勝; 1 ベスト8; 1
3 西京高 4回出場 8試合 5勝 3敗 0分 優勝; 1
3 鳥羽高 4回出場 7試合 3勝 4敗 0分ベスト4; 1
3 東山高 4回出場 6試合 2勝 4敗 0分
3 立命館高 4回出場 5試合 1勝 4敗 0分 ベスト8; 1
8 立命館宇治高 3回出場 3試合 0勝 3敗 0分
9 京都二商高 2回出場 5試合 3勝 2敗 0分 準優勝; 1
9 福知山成美高 2回出場 5試合 3勝 2敗 0分 ベスト8; 1
9 京都教大付高 2回出場 4試合 2勝 2敗 0分 ベスト8; 2 (旧京都師範)
9 北嵯峨高 2回出場 2試合 0勝 2敗 0分
9 京都成章高 2回出場 2試合 0勝 2敗 0分
【選抜大会勝利数ランキング】
1 龍谷大平安高 40回出場 80試合 40勝 39敗 1分 優勝; 1 ベスト4; 5 ベスト8; 12
2 京都外大西高 6回出場 13試合 7勝 6敗 0分 ベスト4; 1 ベスト8; 1
3 京都学園高 4回出場 10試合 6勝 4敗 0分 準優勝; 1 ベスト8; 1
4 西京高 4回出場 8試合 5勝 3敗 0分 優勝; 1
5 京都二商高 2回出場 5試合 3勝 2敗 0分 準優勝; 1
5 鳥羽高 4回出場 7試合 3勝 4敗 0分ベスト4; 1
5 伏見工高 1回出場 4試合 3勝 1敗 0分 ベスト4; 1
5 福知山成美高 2回出場 5試合 3勝 2敗 0分 ベスト8; 1
9 京都教大付高 2回出場 4試合 2勝 2敗 0分 ベスト8; 2 (旧京都師範)
9 堀川高 1回出場 3試合 2勝 1敗 0分 ベスト8; 1
9 東山高 4回出場 6試合 2勝 4敗 0分
【選手権大会出場回数ランキング】
1 龍谷大平安高 33回出場 89試合 59勝 30敗 0分 優勝; 3 準優勝; 4 ベスト4; 1 ベスト8; 9
2 京都学園高 11回出場 19試合 8勝 11敗 0分 準優勝; 1 ベスト8; 1
3 京都外大西高 9回出場 21試合 12勝 9敗 0分 準優勝; 1 ベスト8; 1
4 鳥羽高 6回出場 15試合 10勝 4敗 1分 優勝; 1 準優勝; 1
5 福知山成美高 4回出場 8試合 4勝 4敗 0分 ベスト8; 1
5 東山高 4回出場 7試合 3勝 4敗 0分
7 西京高 3回出場 10試合 7勝 3敗 0分 準優勝; 1 ベスト4; 1 ベスト8; 1
7 立命館高 3回出場 8試合 5勝 3敗 0分 ベスト4; 2 ベスト8; 1
7 北嵯峨高 3回出場 5試合 2勝 3敗 0分 ベスト8; 1
7 山城高 3回出場 3試合 0勝 3敗 0分
【選手権大会勝利数ランキング】
1 龍谷大平安高 33回出場 89試合 59勝 30敗 0分 優勝; 3 準優勝; 4 ベスト4; 1 ベスト8; 9
2 京都外大西高 9回出場 21試合 12勝 9敗 0分 準優勝; 1 ベスト8; 1
3 鳥羽高 6回出場 15試合 10勝 4敗 1分 優勝; 1 準優勝; 1
4 京都学園高 11回出場 19試合 8勝 11敗 0分 準優勝; 1 ベスト8; 1
5 西京高 3回出場 10試合 7勝 3敗 0分 準優勝; 1 ベスト4; 1 ベスト8; 1
6 京都成章 2回出場 7試合 5勝 2敗 0分 準優勝; 1
6 立命館高 3回出場 8試合 5勝 3敗 0分 ベスト4; 2 ベスト8; 1
8 福知山成美高 4回出場 8試合 4勝 4敗 0分 ベスト8; 1
9 東山高 4回出場 7試合 3勝 4敗 0分
10 北嵯峨高 3回出場 5試合 2勝 3敗 0分 ベスト8; 1
【京都府出身者で打線を組んでみた】
一番 ⑧ 近藤和彦 (平安高/大洋ホエールズほか)
二番 ⑥ 吉田義男 (山城/阪神タイガース)
三番 ⑨ 糸井嘉男 (宮津高/北海道日本ハムファイターズほか)
四番 ② 野村克也 (峰山高/南海ホークスほか)
五番 ⑤ 衣笠祥雄 (平安高/広島東洋カープ)
六番 D 桧山進次郎 (平安高/阪神タイガース)
七番 ④ 今江敏晃 (PL学園高/千葉ロッテマリーンズほか)
八番 ③ 片岡篤史 (PL学園高/日本ハムファイターズほか
九番 ⑦ 波留敏夫 (大谷高/横浜ベイスターズほか)
① 斎藤明雄 (花園高/大洋ホエールズ)
近隣ん大阪府、兵庫県かてひけをとらぬ野球どころ。豪華なメンバーで布陣が敷けたんや。といよりも、なかいなかクセモノ揃いとなったんや。
野村克也はん(峰山高)は王貞治はんに次ぐ657本んホームランを放った強打モンで、自らを、ひっそり咲く月見草にたとえているけど、なかいなかなんで、存在感んある選手どす。加えて衣笠祥雄はん(平安高)と吉田義おとこしはん(山城)。カル・リプケンJr.はんに抜かれたとまで、衣笠はんは連続試合出場ん世界記録を樹立し、国民栄誉賞かて輝おいやした「鉄人」どす。吉田はんは「牛若丸」にたとえられへん華麗な守備でファンを魅了し、監督としいやも阪神タイガースを1985年に日本一に導きたんや。
外野には天秤打法ん近藤和彦はん(平安高)や宇宙人ん糸井選手(宮津高)やらなんやら、一癖も二癖もある選手ばっかりどす。
投手陣も安定感んある斉藤和己はん(南京都高)や高速スライダーん伊藤智仁はん(花園高)、現役左腕ん内海哲也選手(福井・敦賀気比高)。MBL経験んある大家友和はん(京都成章高)、岡島秀樹はん(東山高)と豪華な顔ぶれどす。
(京都弁協力; もんじろう。なお、もはや原文すら分からず)