東日本大震災で被害に遭われた方に、心からお見舞い申し上げます。また、一日も早い復興をお祈りいたします。
今年、全日本軟式野球連盟での規程が変わり
「ピッチャーの登板は1人一日1試合のみの登板」
になるとの話でしたが、ついさっきあった理事会で軟式野球連盟の技術審判の方から
「この話は今年は見送りになりました。ただし、一日7イニングスまで」
との説明がありました。
急な規程の話が出たとと思いきや、急な見送り決定。
うーん、この迷走ぶり(?)が、つい先日までの何かに似ています。
それでも、ピッチャーの投球過多によるケガ防止はやっぱり必要だと思います。
太郎の主治医(なんかカッコイイ言い方です)から紹介された本(慶應義塾大学スポーツ医学研究センター教授が書かれた本)によると、「肩・ヒジに負担をかけない投げ方」とは
1. 下半身を鍛えること
肩・ヒジに負担をかけない投げ方とは、下半身から始まる回旋スピードを上半身につなげて、その後、肩->ヒジ->手首へ最大スピードの連鎖が続くフォームが理想とのこと。つまり、やっぱり、下半身はボールを投げる起点となるため、とても重要ということです。
2. フォームの変化に注意
投球数が増えると、肩の筋肉が疲労するため、肩の位置と一緒にリリースポイントが下がります。そのため、身体を投球腕と逆の方向に傾け、ヒザの関節角度を小さくして、リリースポイントを上げてしまうそうです。つまり、リリースポイントを一定に保つためには、肩の筋力も必要になります。
3. 投げる体力
正しく同じフォームで繰り返し投げ続けることが必要な総合体力が必要になります。総合体力の具体的なものとして、レイトコッキングフェイズで、ヒジが下がらないようにするための、トレーニングが必要だそうです。
つまり、投げるたびにリリースポイントが変わってしまうことにより、「野球肩」「野球ヒジ」などの投球障害の危険性が高まるとのことです。
また、投げる前には多くの体力を向上させること。そして、目標にあわせて投球数を少しずつ増やしていくことが「投げる体力」を向上させることになるというのです。
いちばんよくない投球メカニズムは、ヒジを支点にして押し出す動作。プッシングモーションです。
いわゆるバスケットボールでシュートをするときの動き。
バスケットボールでは「シュートを打つ」と言います。「ボールは投げない」のです。なるほど。
で、野球の投げる動作に一番近いのは、なんと投げ釣りの動きとのことです。
しっかりと、地面に足を踏ん張って、竿のしなりを利用して遠くまで投げる。
この竿を身体の上肢にたとえて考えると、投げ釣りの動きは野球の投球メカニズムに一番近いというそうです。
さてさて、それじゃあ、千葉のおじさんのところに投げ釣りの修行に太郎を出そうか。