事前に4位予想をして、大変申し訳ございませんでした(http://blog.goo.ne.jp/full-count/e/b62d5b392714839636467ca6a5b641bb)。一応、「今年のセ・リーグはシーズン終盤まで混戦だと思います。最後まで、目が離せないでしょう」とは予測していましたが(と言い訳)。
14年ぶりの優勝に向けて東京ヤクルトスワローズが138試合目にして、優勝へのマジックを3としました。
(二画面でプロ野球と高校野球をTV観戦)
まだ、優勝は決まってはいませんが、今のうちに反省会をしておきます。
東京ヤクルトスワローズの躍進は完全に想定外でした。トリプルスリー達成が確実な山田哲人選手、首位打者が確定的な川端慎吾選手、打点王が確実な畠山和洋選手を擁する強力打線ばかりでなく、ピッチャー陣の踏ん張りが大きかったです。先発陣がどうしても人数が足りないと思っていたのですが、クローザーのトニー・バーネット選手を筆頭に外国人リリーフ陣がカバーしていました。投打ともに完全に戦力を読み違えましたというよりも、甘く見ていました。
4連覇を目指す読売ジャイアンツ。大体予想どおりの戦いぶりでした。阿部慎之助選手、村田修一選手、長野久義選手らの主力の調子がシーズンを通して上がりませんでした。ピッチャーもこれと言って軸になる選手がいませんでした。ジャイアンツの不振がセ・リーグ混戦の要因でもありますが、相変わらず優勝戦線に絡んでくるので、地力はあるチームなのですね。
よく判らないのが阪神タイガースです。ここ一番に弱いと思ったら、いつの間にか首位に立っていたり。ただ、チーム打率、防御率ともリーグ5位。試合巧者という感じはしましたが、往年の力強さを感じませんでした。
エース・前田健太選手、復帰・黒田博樹選手ら先発ピッチャーが充実した広島東洋カープはAクラスどころか、優勝もあり得ると思っていましたが、私が心配した救援が崩れて、いくつか試合を落としてしまいました。あとは、やっぱり打の軸になる選手ですね。
オールスターまで首位だった横浜DeNAベイスターズは予想どおり。一時は安保法案関係(http://blog.goo.ne.jp/full-count/e/fb227e87ff15ad5f7e7c76ab1e4272f4)もあって優勝するかもと思いましたが。個々では四番の筒香嘉智選手の成長、ルーキーの山崎康晃選手らは充分な働きをしましたが、チームとしての機能が果たしていないのか、まだまだ勝ちパターンが出来ていなかったです。
我らが中日ドラゴンズ。迷走した一年でした。エースの吉見一起選手、セットアッパーの浅尾拓也選手の離脱はともかく、ピッチャー陣ではセットアッパーの又吉克樹選手とクローザーの福谷浩司選手のご乱心が痛すぎます。しかし、問題の世代交代が上手く進みませんでした。谷繁元信選手兼任監督は意識して若手を使っていましたが、辛坊が足りないこともあって、調子のピークと起用のタイミングがズレていたりすることもありました。
まあ、予想どおりでないからこそ、野球は面白いのですが、セ・リーグをここまで楽しませてくれたことに感謝しておきます。