一昨日に、世界野球プレミア12の決勝先発マウンドに立っていましたが、来シーズンはMLBのマウンドで先発しそうです。読売ジャイアンツの山口俊選手が今オフ、ポスティングシステム(入札制度)を利用してMLB移籍を球団に申し入れて了承されました。
以前からの夢だったMLB挑戦への気持ちが高まったようです。過去にジャイアンツからポスティングシステムでMLB移籍した例はなく、正直、良く了承したと思いますが、FA移籍の時の契約条件内容にあったようですが。
横浜DeNAベイスターズからフリーエージェント(FA)移籍して3年目の今シーズンは、26試合15勝4敗、防御率2.91、勝率。789、188奪三振で最多勝、最高勝率、最多奪三振のタイトルを獲得し、5年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献し、ポストシーズンでもクライマックスシリーズ、日本シリーズでともに初戦の先発を任されるなど、フル回転でチームを支えてきました。
ベイスターズ時代にはMLBについて、「夢はあります。チャンスがあれば挑戦してみたい」と話したこともありましたが、2017年にジャイアンツへ加入後は公言することがなかっただけに、ジャイアンツのことではありますが、正直驚きではあるとともに、プレミア12では日本代表のエース格として、オープニングラウンド第1戦、スーパーラウンド第1戦と決勝の先発を任されたものの、オープニングラウンドでは4回1失点(対ベネズエラ代表)、スーパーラウンドで4回2失点(対オーストラリア代表)、決勝ではホームラン2本を浴び、1回3失点(対韓国代表)と直前の強化試合(2回6失点:対カナダ代表)と4試合連続失点となっており、国際試合でのこの結果がどう評価されるのかが今後のポイントだと思いますが、シーズンとおして調査されていることでしょう。
関係者(でました、関係者)によりますと、MLBの球団間では米大手代理人事務所が代理人を務めるらしいです。この事務所は有力選手を多く顧客に抱えており、MLB日本選手ではシカゴ・カブスのダルビッシュ有選手、ロサンゼルス・ドジャースの前田健太選手、横浜DeNAベイスターズから先日ポスティングの手続きを申請した筒香嘉智選手と契約しています。
今シーズンは15勝4敗、188奪三振の成績を残し、最多勝利、勝率1位、最多奪三振のタイトルを獲得し、リーグ優勝に貢献。
ジャイアンツとしては来シーズンも先発の柱として欠かせない戦力と考えていたと思います。今思えば、FA権を行使した美馬学選手(東北楽天ゴールデンイーグルス → 千葉ロッテマリーンズ)と5回も交渉していた理由が分かります。
ただ、今オフはFAでの選手補強が思うようにいかず、新外国人選手か、トレードによる緊急補強を余儀なくされるような雰囲気です。
なお、今オフは横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智選手、広島東洋カープの菊池涼介選手も、このシステムでMLB移籍を目指しています。さてさて、どうなるのでしょう。