TVやネット動画などで流れる広告(CM)。そのほとんどは観ていなかったり、聞き流しているだけのことが多いのですが、ときには、何かを心に訴えかける広告コピーがあります。
そんな広告コピーをまとめた1冊です。
大逆転は、起こりうる。
わたしは、その言葉を信じない。
どうせ奇跡なんて起こらない。
それでも人々は無責任に言うだろう。
小さな者でも大きな相手に立ち向かえ。
誰とも違う発想や工夫を駆使して闘え。
今こそ自分を貫くときだ。
しかし、そんな考え方は馬鹿げている。
勝ち目のない勝負はあきらめるのが賢明だ。
わたしはただ、為す術もなく押し込まれる。
土俵際、もはや絶体絶命。
これは、2020年の元日の新聞などに掲載された、「そごう・西武」の全面広告「さ、ひっくり返そう。」です。実際のポスターの中央部分には、現役大相撲力士の中でも幕内最小の力士・炎鵬関の写真が小さくあって、その上につづられている文章です。
2019年に、そごう・西武グループは苦境をに陥りましたが、2020年にはそれを変えていく決意表明として、「さ、ひっくり返そう。」という広告コピーを使用しました。どんな大きな相手にも、自分らしい技で立ち向かう炎鵬関のように、「たとえ劣勢にあっても、勝負をあきらめず逆転を狙おう」というメッセージになっています。
でも、このコピーをそのまま読むとネガティブな文章ですが続きがあり、その下には「ここまで読んでくださったあなたへ。文章を下から上へ、一行ずつ読んでみてください。逆転劇が始まります」と書かれています。
どうぞ、一行ずつ逆さに読んでみてください。
自分の人生です。周りからのいろいろな制約にとらわれてしまいがちですが、自分らしくいることが大切なことだと思います。たとえ、自分の力では変えられない逆境であったとしても、いつでも、前向きに生き、自分らしさを追求していきたいものです。
今日も、私のブログにお越しいただいてありがとうございます。
今日がみなさんにとって、穏やかで優しい一日になりますように。そして、今日みなさんが、ふと笑顔になる瞬間、笑顔で過ごせるときがありますように。
どうぞ、お元気お過ごしください。また、明日、ここで、お会いしましょう。