「エリア51」とはマリナーズ時代に付けられたイチロー選手の外野での守備範囲の愛称。背番号が51であることに由来しています。
日本のゴールデングラブ賞、メジャーのゴールドグラブ賞を日米通算17年連続で受賞。広範囲な守備と強肩からイチロー選手の守備範囲の打球は3ベースが2ベースになったり、犠牲フライが併殺外野フライになったりと言われます。この事からイチロー選手の守るライトは背番号と守備範囲の広さから、機密性が高く警備が非常に厳重である米国ネバダ州の米軍軍事施設に掛けて「エリア51」と呼ばれていました。
その元祖「エリア51」は米国空軍の管理下、ネバダ州南部にあります。正式名称はグレーム・レイク空軍基地。最高機密の航空機のテストを行っていると言われ、近年ではステルス機の試験飛行を行っていると考えられているとのこと。
また、「墜落したUFOが運び込まれている」とか「ロズウェル事件に関係している」さらに「グレイと呼ばれる宇宙人が居る」とも言われていましたが、軍事機密解除を受けの元職員証言によって否定されています。
ただし、何らかの機密事項が基地内に存在することから、基地の敷地周辺の立ち入りはもちろん、撮影も一切禁止されており、これに反した場合は逮捕され、処罰されます。特に不審な場合は警告無しに発砲される事もあるそうです。
さて、野球はチームのスポーツです。ですから、チームワークが大切になります。
つまり、チームで1つのボールを追いかけていく、チーム作業となります。
チーム作業と同じような意味で分担作業と言うのがあります。でも、チーム作業と分担作業は違うものなのです。
分担作業は「この作業はAさん、この作業はBさん」と仕事を形で分けて進行します。分担した仕事は形式的なまとまりの状態で存在しています。しかし、それ以上でもそれ以下でもありません。
チーム作業は「この役目はAさん、この役目はBさん」と、仕事の役割の分担を行います。役割で分担すると、それぞれが自己完結した単独のパーツでなく、お互いに有機的な繋がりを持った状態で存在します。
例えるならセンターとライトの中間にボールが飛んできたとき、
「このボールはセンターか、ライトか」
「センターなら俺の仕事だが、ライトならお前の担当だ」
となるのが分担作業です。こうなるのはエリアという形で仕事を分担しているからです。
でも、こうなると1+1=2ではなく、1+1=1または1+1=0になってしまうかも知れません。
一方のチーム作業では守備範囲は便宜上の分担になります。
センターでもライトでも、必要とする役割は「ボールを捕る」ということです。最終的な共通目的はチームとして「アウトカウントを増やす」ことであり、ボールがどこへ飛んで行ったかということは関係ありません。
ですから、お互いの役割というものを理解していれば、中間に飛んで行ったボールに対しても、近くにいる方が落下地点に向かい、もう1人はカバーに回るという連係プレーを臨機応変に自然とこなせるようになるのです。
ただ、判断の難しい打球もありますので、自分の意思表示や周りが指示してあげることも大切です。
外野の中間付近に飛んだボールに対して「オーライ、オーライ」とか「○○(名前やポジション)」を声を上げて言うのは、誰がボールを捕って、誰がカバーに回るかをチームとして指示しているのと同じです。これこそがチームプレーです。
どんなスーパースターでも個人ではエリアの限界があります。野球は一人のスーパースターだけでは勝てません。
しかし、チームの場合は違います。チームならば、そのエリアをどんどんと広げて行くことができます。
だから、中間に飛んだ打球は「エリア51」のごとく、完全な形で捕球して欲しい・・・