私のブログにお越しいただいてありがとうございます。新型コロナウイルスによってお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、どうか、みなさまとご家族、関係者の方がご健康であっていただければと思っております。1日でも早く流行が終息の方向に向かうことを願っております。
新型コロナウイルス感染拡大で、選抜高校野球、各地の春季大会と今夏の全国高校野球選手権が中止になりました。すでに全国高校総合体育大会(インターハイ)も中止が発表されてはいますが、やはり高校野球については注目度が大きいこともあり、各メディアなどで大きく報道されています。また、三年生に対して(だと思いますが)、代わりの大会を開催するような動きもみられています。
でも、高校生にとっての部活動は運動部だけではありません。文化部だってありますが、すでに各全国大会とそれにつながる地区大会が中止発表されています。
その中で、文化部にとっての一大イベントとしての「全国高等学校総合文化祭(略称:全国高総文祭)」。各都道府県代表高校生による芸術文化活動の文化の祭典があります。
1977年から毎年8月上旬に開催されており、美術作品の展示や演劇・音楽の舞台発表などの芸術・文化を披露する、高校の文化の祭典です。
今年は第44回目を迎え、高知県で「2020こうち総文」(7月31日~8月6日開催予定)については、会場に生徒が集まる形式での通常開催はせず、オンラインでの開催となりました。インターネットで生徒の写真や演奏の動画などを配信するほか、ネット上で生徒の交流を図ることも検討しているそうです。
文化部ならではのオンラインだとは思いますが、本来の開催形態ではないこともあり、やるせない思もあると思います。でも、そんな状況だからこそ、史上最高の大会を作るとか、これまで不可能だった、現実的ではないものを作って欲しいと思います。
高校野球においては、選手権大会の中止決定には賛否両論が飛び交っていますが、この中止決定については誰も悪くないと考えます。あえていうならば新型コロナウイルスが悪いのですから、誰が悪いだとかいうことは、個人的には議論すべきことではないと考えます。
大人がやるべきことは、これからの子どもたちの未来をどう導いてあげるかを議論すべきでしょう。
最後に、総文の開催にあたって、文化部高校生の声の一部を紹介しておきます。
■次の目標に向かう(放送部 高三男子)
真っ先に思ったことは、判断をここまで粘ってくれた大会運営への感謝。当然悔しさもあります。やり場のない怒りもあります。でも、大会のためにやってきたことは決して無駄にならない。そう信じて、次の目標に向かいたい。
■喜び分かち合いたい(吹奏楽部 高二女子)
全国大会優勝を目指して、練習に励む日々を送る予定でした。ですが、コロナの影響で、吹けない日々が続いています。できることを模索しながら、毎日を過ごしています。また、みんなでマーチングができる日を楽しみに、今は健康管理と自粛に努めています。コロナが終息したら、団体や学校の垣根を越えて、演奏・演技できる喜びを分かち合いたいです。
■磨いた技術で発信を(放送部 高二女子)
部員に会えない、部活のない状況は大変寂しく、Nコンも中止になってしまい、すごく悲しいです。けれども、大会がすべてではないと思います。大会に向けて努力して育てた技術は、絶対になくなりません。その技術で誰かをハッピーにできるなら、放送部員としてすごく幸せなことです。こんな状況ですが、「伝える」技術を大切に磨いてきた放送部だからこそ、発信できる何かがある。私はそう思います。
これは、市内の銀行に掲示されている地元高校書道部の作品です。
♬負けない事・投げ出さない事・逃げ出さない事・信じ抜く事
駄目になりそうな時 それが一番大事
負けない事・投げ出さない事・逃げ出さない事・信じ抜く事
涙見せてもいいよ それを忘れなければ
こんな世の中ですから、大事なことを忘れないようにしたいですね。それが、自分の大事な人を守り、また、その人が大事な人を守る。
誰の命も大事なものです。それと同じに誰の心も大事なものです。
それを忘れずに、今日一日を大事にして、また、明日、ここで、お会いしましょう。