私のブログにお越しいただいてありがとうございます。新型コロナウイルスによってお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、どうか、みなさまとご家族、関係者の方がご健康であっていただければと思っております。1日でも早く流行が終息の方向に向かうことを願っております。
「アカシアの雨がやむとき」は、1960年4月にリリースされた西田佐知子さんの歌唱により発表された楽曲です。また、1963年に浅丘ルリ子さん主演の日活制作の歌謡映画のタイトルでもあります。私はこの時は知りませんが、後年、TVなどでこの曲を知りました。
アカシア属はおよそ1350種が世界中に分布しており、そのうち約1000種類が熱帯から温帯のオーストラリア大陸、アフリカ大陸に多数の種が分布しています。多くは深く根を伸ばすため、年間を通してほとんど降水が無い砂漠に自生しています。
日本は明治時代に輸入されたニセアカシアをアカシアと称しています。よって、この楽曲で歌われるアカシアは、本当のアカシアではなくニセアカシアとされています。また、はちみつの女王とも言われ「アカシアはちみつ」として販売されている「はちみつ」はニセアカシアのものです。
さて、本来ならば行楽のおともに手軽なのは、山崎製パンの「ランチパック」です。家でのおやつや忙しくて食事に時間を掛けられない時など、手軽に食べることができます。
1984年に「ピーナツ」「青りんご」「小倉」「ヨーグルト」の4種類が発売され、ずっと人気No.1なのが「ピーナッツ」です。ちなみに、年間約150種類が作られており、2019年の1年間で、約4億個作られました。これは、全部並べると地球約1周分(約4万km)を超える長さに相当するそうです。各地の地産食材やご当地グルメをサンドした、ご当地商品もあります。
ところで、少し前のことですが、思わぬことで話題になったのが「はちみつ&マーガリン」です。
このパッケージですが、堂々とイラスト付きで「アカシアはちみつ」とうたっていますが、イラストのような黄色い「ミモザアカシア」は、はちみつが採れない花であり、アカシアはちみつが採取できるのは真っ白な「ニセアカシア」なのだそうです。
間違いに気づいた養蜂家さんが山崎製パンに連絡すると、電話口での真摯な対応に加えて、後日お礼の手紙とお菓子まで届いたそうです。山崎製パンは「弊社お客様相談室にお電話を頂戴し、『ランチパック(はちみつ&マーガリン)』の包装紙にプリントしたミモザアカシアからはハチミツが採れないことを教えていただきましたので、感謝のしるしとしてグループ会社のお菓子詰合せ製品をお送りさせていただきました」とのことです。間違いを認める姿、いいじゃありませんか。どこかの人たちに見習って欲しいものです。
なお、アカシアが表示されているこのパッケージは3月1日より販売されており、今後はニセアカシアの白い花に変更した包装紙が出来次第、順次変更しているとのことで、これが新しいイラストになります。
さて、西田佐知子さんの「アカシアの雨」とは、アカシアに雨が降っている、とか雨の中のアカシアの花ではなく、雨のようにアカシアの花びらが散ることです。
♬アカシヤの雨に打たれて このまま死んでしまいたい
という唄いだしで、くらいイメージの楽曲ですが、作詞した水木かおるさんは、芹沢光治良さんの「巴里に死す」(1943年)の、フランス・パリの市街地に咲くに咲くアカシアの花をモチーフにして作詞しました。
「巴里に死す」は、子どもを身ごもるも結核に倒れた女性が、自分が死んでしまった後のこと、3歳になる娘のこと、夫のその後のことなどに思いを巡らし、病床にて娘に宛てて綴った三冊のノートについて、死と生と愛を描いたものです。フランス語にも翻訳され、ノーベル賞の調査があったとのことです。
そのようなことから、この楽曲は生への希求を歌ったものでもあるでしょう。アカシアの花びらが散るのは雨が降るのと同じにみえます。これがアカシアの雨となったのです。
ちょうど、信州はアカシアの花く季節を迎えます。あちこちでアカシアの白い花が咲き乱れます。
♬アカシアの雨がやむとき 青空さして鳩がとぶ
アカシアの花が散る(雨がやむ)ときに、青空さして鳩がとぶように、新型コロナウイルスの感染拡大が終息に向かって行って欲しいですね。
「Tomorrow is another day」
映画「風と共に去りぬ」の最後のシーンのセリフです。これは、「明日は今日とは別の日」という意味です。
同じように、「昨日は今日とは別の日」です。昨日よりも今日をいい日にするために、そして明日のために大切に過ごしましょう。
そして、また、明日、ここで、お会いしましょう。