野球小僧

2019 中日ドラゴンズ 第1次戦力外通告

今年のプロ野球は9月30日にレギュラーシーズンの全日程が終了しました。

それとともに早くも10月1日から第1次戦力外通告が始まります。第1次通告期間は1日からクライマックスシリーズ(CS)開幕前日まで。今年は5日にCSファーストステージが開幕するために、10月4日までの4日間になります。第2次通告期間はCS全日程終了翌日から、日本シリーズ終了翌日まで。CSファイナルステージは10月9日からで、6戦目までもつれれば10月14日に終了になるため、第2次通告期間は10月15日からです。今年の日本シリーズは10月19日が初戦で、第7戦までもつれれば10月27日に終了することになりますから、その場合は10月28日が戦力外通告の最終日になります。ただし、日本シリーズ出場の2チームはシリーズ終了5日後までが第2次通告期間と設定されています。

昨年は第1次期間に66選手、第2次期間に40選手の計106選手が通告を受けました。

さて、中日ドラゴンズは第1次戦力外通告の初日の10月1日に、亀沢恭平選手、武山真吾選手、杉山翔太選手、友永翔太選手、近藤弘基選手の5選手に戦力外通告をしました。

武山選手は愛知・享栄高から横浜ベイスターズ(現;横浜DeNAベイスターズ)、埼玉西武ライオンズを経て2014年途中から在籍。今シーズンは30試合の出場で打率.200、ホームラン1本、4打点に終わっていました。今後については「もう名古屋で終わろうと思っていたので、そういう判断をされたなら終わろうかなと思っています」と現役引退する意向を示しています。

杉山選手は早稲田大から2013年にドラゴンズに入団。2016年は104試合の出場で打率.260、ホームラン3本、27打点と活躍しましたが、昨年から2年連続で一軍出場がありませんでした。今後については「現役を続けるつもりでいる。トライアウトが最初のステップになる」と話しています。

友永選手は日本通運から2015年にドラゴンズに入団。今シーズンは10試合で9打数ノーヒットでした。今後については「まだ決めかねている。トライアウトを受けるかどうか半々です。受けずに引退という気持ちもある」と語っています。

近藤選手は名城大から2015年に育成枠でドラゴンズに入団。2016年途中に支配下登録され、その年にホームラン2本を放ちましたが、今シーズンは一軍出場なしに終わっていました。「今後の人生の方が長い。家族と話しながら決めたい」。現;中日スカウトでもある父・真市さんにも報告したといい、「ゆっくり考えて自分で決断しないさい、と言われました」とのことです。

亀沢選手は環太平洋大から香川オリーブガイナーズを経て、2012年に育成枠で福岡ソフトバンクホークスに入団。2015年からドラゴンズに在籍し、2018年は110試合の出場で打率.286、2打点の成績を残しましたが、今シーズンは47試合の出場で打率.128に終わっていました。今後については現役引退か続行か「フィフティー、フィフティーです」と明言は避けていますが、「ファンキーなことがしたい」「やりたいことが山ほどある。僕にとっては野球がすべてじゃない」と自分の夢を語りました。

ただ、野球への熱はまだあり、「まだまだ野球がやりたい気持ちはあります」と、熟考した上でトライアウト受験も考えているそうです。

一方で、「独立リーグから、ノンストップで突っ走ってきて、ホークスで終わる予定が(ドラゴンズに)拾われ、ここまで野球ができた」と、環太平洋大を卒業後、夢を諦めきれず独立リーグでプレー。育成契約からのプロ野球のスタート。2015年にドラゴンズと契約し、支配下契約を勝ち取ると、2016年に107試合出場し、ムードメーカーとしてチームを盛り上げてきましたが、「まだまだやりたい気持ちがあるが、1回ここで休めということなのかな」と感じたそうです。

「2、3年前から仲間うちでカンボジアでの事業、例えば学校や井戸をつくったり、寺子屋を開いて子どもたちに教育するという話が出ていて、そういう道に進むのもありかなと」と言い、他にも今でも夢だという高校の教員や焼肉店の出店まで、頭にあるアイデアを披露し、野球から離れる可能性を示しています。

2019年のドラゴンズのキャッチャー登録は8人(育成選手含めて)。そのうち、2人が退団となります。さらにシーズン中にトレードでキャッチャーをトレードで放出していますので、ドラフトなどで最低2人は新入団させるつもりだと思います。また、現時点でピッチャーは1人も通告されていません。これは、第2弾、第3弾があることを予感させています。

それにしても、ある程度、予想できた選手もいますが、亀沢選手は予想外でした。

今年、沖縄キャンプで買った、亀沢選手の沖縄限定ユニフォームを一度も着ることがなく、お別れとなってしまいました。

野球が終わってからの人生の方が長いです。ですから、自分の可能性を信じて、夢を持つことは素晴らしいことだと思います。

ドラゴンズ選手としてはここで終わりであっても、亀沢恭平という人間として歩み続けて行って欲しいと思います。


コメント一覧

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eco坊主さん、こんばんは。

まだ、30歳と若く、もう少しやれるとは思うのですが、それでも、いつかは来る日ですので。これからの活躍を楽しみにしています。

選手層が薄いので、現有戦力をさらに鍛えあげませんと来シーズンも厳しいものがあります。退団していく選手に笑われないようにして行って欲しいですね。

それにしても、今年、沖縄キャンプで買った、亀沢選手の沖縄限定ユニフォームを一度も着ることがなく、お別れとなってしまいましたのが・・・
eco坊主
おはようございます。

今年もこの時期が来ましたね。
亀澤選手はえっ?と思いましたし、まっくろくろすけさんの推しメンだったよな~と思いきっと書かれるなとも思いましたよ。
>カンボジアでの事業、例えば学校や井戸をつくったり、寺子屋を開いて子どもたちに教育する・・
↑国名は違えど特命係の亀ちゃんのようですね^^
是非セカンドキャリアを満足のいくものにしてください。

確かにキャー2名の退団は大きいですね。
ドラフトorFAで当てがあるのかなぁ~(鯉の會澤選手とか?)
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