大人の事情で一日過ぎてしまいましたが、6月24日生まれのみなさま、お誕生日おめでとうございます。
今年のプロ野球開幕直後に、説明してくれなくても、何ら問題はない話なのですが、MLBからNPBへと戻り、古巣の読売ジャイアンツへ復帰した上原浩治選手と高橋由伸監督との縁です。そんなにすごい話ではないのですが、小ネタくらいに扱わらず、これでもかとグイグイと話題にしたのが、誕生日の話です。上原選手は一浪して大学に入ったため、入団年こそ1年違うのですが、2人は同じ1975年4月3日生まれだそうです。
「だから、なんなの?」なんですが、プロ野球現役選手のなかにも、まったく同じ生年月日の選手がけっこういるのです。
1979年5月28日
能見篤史(阪神タイガース)、五十嵐亮太(福岡ソフトバンクホークス)
1984年11月19日
本多雄一(福岡ソフトバンクホークス)、大隣憲司(千葉ロッテマリーンズ)
1983年11月8日
金子千尋(オリックスバファローズ)、天谷宗一郎(広島東洋カープ)
1988年4月16日
秋山翔吾(埼玉西武ライオンズ)、松永昂大(千葉ロッテマリーンズ)
1989年7月3日
井上晴哉(千葉ロッテマリーンズ)、田中広輔(広島東洋カープ)
1991年1月11日
一岡竜司(広島東洋カープ)、中島卓也(北海道日本ハムファイターズ)
1991年6月17日
梅野隆太郎(阪神タイガース)、大瀬良大地(広島東洋カープ)、菊池雄星(埼玉西武ライオンズ)
1991年7月15日
今宮健太(福岡ソフトバンクホークス)、岡大海(北海道日本ハムファイターズ)
1995年8月1日
上林誠知(福岡ソフトバンクホークス)、二木康太(千葉ロッテマリーンズ)
などです。これら選手が「特別な縁で結ばれて・・・」って、恋人同士や夫婦ならまだしも、これだけ多くの選手が所属しているのですから、生年月日が同じという選手はいるにはいるでしょう。
ただ、中には「奇跡的」ともいえる特別な縁の選手がいます。
1989年6月24日
野村祐輔(広島東洋カープ)、安部友裕(広島東洋カープ)
2016年に最多勝のタイトルを獲得した野村祐輔選手と、2017年に打撃開眼でレギュラーの座をつかんだ安部友裕選手の2人。2人は1989年6月24日の朝方、福岡県北九州市の同じ病院で生まれています。安部選手の方が30分だけ早く生まれたそうです。ちなみに、野村選手は岡山県出身、阿部選手は福岡県出身なのですが、野村選手のお母さんが里帰り出産で利用した病院が偶然にも同じだったのです。
その後、安部選手は高校卒業後、野村選手は大学卒業後にいずれもドラフト1位で入団。そして、2016年と2017年の優勝に貢献しています。過去に前例があるかどうか定かではありませんが、かなりのレアケースだと思います。
同じ空間でほぼ同時刻に産声を上げた2人が、のちにプロ野球で同じチームに在籍し、優勝までしてしまう。これこそ、不思議な縁に導かれ、チームメイトとなったわけです。