一時期は首位攻防戦という話題になった、我らが中日ドラゴンズ。現在は定位置の5位と低迷してしまっています。ただ、首位までは驚くほどのゲーム差ではありませんから、どこかで、何かのきっかけがあれば、また、息を吹き返してきてくれるものと信じています。
さて、先発ピッチャーも足らないのですが、平田選手の離脱で外野陣も不足です。特にレフトを守れる選手がいません。昨年までのレフトと言えばアルモンテ選手。「アルモンテハンマー」とも言われた強力なバッティングで、リーグ5位の打率.321、ホームラン15本、77打点をマーク。今季も当然、中軸を任されましたが、今季は打撃不振で4月後半から二軍暮らしです。そのアルモンテ選手ですが、二軍でもなかなか調子は上がらず、打率.227、ホームラン0本(5月17日時点)と苦戦しています。
一方で、二軍の四番のモヤ選手。こちらは、打率.324、ホームラン7本(5月17日時点)と打撃好調を維持していますが、未だに一軍には昇格することが出来ていません。
一軍登録できる外国人はピッチャーと野手合わせて4人。モヤ選手を一軍に上げたくても、ビシエド選手とピッチャー3人のロドリゲス選手、R・マルティネス選手、ロメロ選手も外せません。よって、この規定があるため、未だに二軍のままです。
ロドリゲス 20試合 0勝 1敗 15H 0S 防御率2.33
ロメロ 6試合 3勝 2敗 0H0S防御率2.75
R・マルティネス 12試合 0勝 1敗 7H0S防御率0.77
ビシエド 40試合 151打数 44安打 ホームラン6本 22打点 打率.291
難しいところです。
ロドリゲス選手とマルティネス選手は勝ちパターンでのピッチャー。ただ、勝ちパターンになかなか持ち込めない現状です。でも、勝ちパターンには必要なピッチャーです。ロメロ選手は先発不足の中で貴重な戦力ですしね。
しかし、モヤ選手が一軍に上がったら上がったで、打線は強化されるのですが、それとは引き換えに守備の弱体化があります。そもそも、アルモンテ選手よりも守備力が劣るモヤ選手。しかも、今季は二軍でレフトの守備には、ほとんど就いていませんので。
いっそのこと、外国人枠がなければとは思うのですが。