岐阜、三重、静岡の3県学生リーグ優勝校による東海地区大学野球春季選手権大会が5月25日、三重県伊勢市のダイムスタジアム伊勢で行われ、中京学院大(岐阜)が皇学館大(三重)と東海大海洋学部(静岡)に連勝し、3年ぶり2度目の全日本大学野球選手権大会(6月10日開幕・神宮、東京ドーム)出場を決めました。
中京学院大は6月10日の明治神宮球場第2試合で桐蔭横浜大(神奈川)と対戦します。
優勝がかかる第3試合の7回に同点にされた中京学院大。しかし、8回に相手守備の乱れなどで2点を勝ち越すと、2番手の高野選手が守り切りました。勝利とともにナインはマウンドへダッシュ。すぐに歓喜の輪が出来上がりました。
「ここまできたら負けんぞという選手の気持ちが私にも分かった」(近藤正監督)
試合を決定付ける3点目の中犠飛を放った藤田選手も「とにかく勝ちたいという気持ちが強かった。やっと、神宮に行けますね…」と声を弾ませました。
初出場初優勝した2016年以来の大学選手権出場になります。今年は吉川尚輝選手(現読売ジャイアンツ)が攻守で引っ張ったチームとは一味違います。
モットーは全員野球。勝利に向けて貪欲に練習し、選手すべてが同じ方向を向く、その成果が接戦でも屈しなかった2つの白星となりました。目指すのは3年前の再現になります。
「今回もできるだけ長く東京にいたい」と藤田選手が言えば、第3試合で好投した右腕の古田選手も「全員の力で一戦ずつ勝っていきたい」。自らのスタイルを崩すことなく、強豪に立ち向かって行って欲しいです。
第一試合
中京学院大(岐阜=1勝)
000101002|4
000010000|1
皇学館大(三重=1敗)
第二試合
東海大海洋学部(静岡=1敗)
010000000|1
10000020x|3
皇学館大(1勝1敗)
第三試合
中京学院大(2勝)
001000020|3
000000100|1
東海大海洋学部(2敗)
本当に神宮行くよ!