時々、野球の試合を観ていると力の差がある対戦の割には得点差がない試合展開になっているということがあります。
これって、よく言われる“相手に合わせた試合展開”をしているのですよね。
サッカーでもありますよね。特にアジア予選などでも、”引いてくる”チームに合わせてしまうとか。
さて、チーム自体は大会や試合の中では方向性や考え方が変わるものではないはずですし、そんな戦い方をしていくことはないはずです。
ですから、わざわざ相手に合わせた試合をすることはないのです。
ただ、それを意識してやる必要はありませんので、ほとんどが無意識の中でやってしまっていることなのでしょう。
そうなると、試合が進むにあたって「こんなはずでは」という焦りの気持ちが出てきてしまい、気が付いた時には修正することが無理な状態になってしまうことがあります。
ですから、どんな相手であったとしても、実戦のなかでそのチームのスタイルが発揮できるチームというのが、本当に実力のあるチームだと考えます。
そういう意味ではチームとして絶対ブレない戦い方をしていかなければなりません。普段の練習と同じように、しっかりと準備をして、自信を持ってグラウンドに立つことが大事だと考えます。
今は毎週一戦必勝という真剣勝負の大会が続いています。舞台が変われば戦う相手も変わってきます。また、いくら情報社会と言っても、高校野球のように相手チームの情報が豊富ではありません。
そこで試合をしている中から見えてくるもの、学べるものは子どもたちも私たちにも得るものは大きいです。こんな体験などはなかなかできませんしね。
特に厳しい試合の中での試合の作り方は技術面のみならず、メンタル面での重要性も気づかされます。
子どもたちの躍動感溢れるプレー、必死に応援する姿。観ている人たちに感動を与えられる野球であって欲しいです。
そして、チームが勝つこととともに人として成長していって欲しいと思っています。