春35回、夏30回の計65回甲子園に出場し、全国最多出場の記録を持つ高校です。
去年の春に、甲子園の帰り京都へ立ち寄った際に、平安高の横を通って行ったことをふと思い出したりしました。
応援はやっぱり地元に近いということもあり、新湊高には負けてはいませんでしたが、この大会は富山の新湊高に1-4で敗れ、残念ながら初戦敗退してしまいました。
試合開始前のことですが、平安高の選手たち全員が、シートノックの後にベンチ前で輪になって、掛け声を合わせながらストレッチをしている姿を観ました。そして、腕を腰の辺りにかけて、大きな声で腕を前後に動かす平安伝統の儀式があります。
これは、心理学で「サイキアップ」と呼ばれるメソッドの一つで、心身の状態を高めるために行っているということだそうです。
また、試合終了後にグラウンドから退場して行くときには選手全員が一列になって、グラウンドに合掌している姿がありました。
それもそのはず、京都市下京区にある西本願寺系(浄土真宗)の高校。
西本願寺の正式名称は「龍谷山 本願寺」。なるほど、龍谷大学も西本願寺系ですので、そうだったんだと。
で、改めて日本の仏教系高校を調べてみると、111校(Wikiより)あるのですね。
これが、多いのか少ないのかはよく判りませんが。
この中には「へぇ~、ここもそうだったんだ」というような高校もあります。
TVではなかなか映ることの無い場面。
今更なことですが、やはり儀礼的な伝統の背景には、このような校風があることを再認識しました。