電気自動車によるFIAフォーミュラE(FE)選手権が2014年シーズンから世界各地で実施されています。F1とは違って、音の迫力はありませんが、モーター音によるレースは近未来を想像させる世界です。
そのFEが第3(2016-2017)シーズンより、自動運転EV(電気自動車)によるカーレース選手権「ロボレース」を開催する計画を発表しました。FE選手権のサポートレースとして世界を転戦し、約10チームの参加を見込むとしています。
アウディがドイツ・ホッケンハイムサーキットで自動運転でRS7を2014年に走行させ、世の中は自動運転技術を各自動車メーカーが競い始めた中、早くも自動の自動車レース選手権が開催されようとしています。
発表されたロボレースの計画は、10チームが各2台ずつ計20台ほどの自動運転電動レーシングカーを競わせ、世界を転戦しようとするものです。ロボレース計画を担うキネティック社によれば、全チーム共通設計(ワンメイク)のマシンを、人工知能(AI)がリアルタイムで周囲の状況を察知解析してレースをするというものです。ソフトウェアは各チームが自由に開発することになりますので、開発を担当プログラマーがドライバーに代わって腕前を披露することになります。
予想される最高速度は300km/h以上で、現行のFEの最高速よりも70km/h近く高速で走行が可能だそうです。ただし、マシンの形状や技術的な詳細、参戦チームについては2016年に発表される予定とのことです。
技術の粋を集めたF1、FEやWECなどの自動車レースではありますが、最終的には人が運転することによって競い、そこには人間の姿見え隠れする世界ではありますが、ここまで来ますとその開発時における人間の関わりはあるものの、無機質の自動車レースとなってしまうようにも思えます。ただ、技術的な面白さは充分に感じられると思います。
私の提案なんかは見向きもされないでしょうけど、一つ提案するとすればドライバーシートは残して欲しいです。そして、そこにはダミーでも良いですので、ロボットの形をした人形を置いてレースをすれば、よりリアリティがあると思います。
一番大事な事は、ロボットの「暴走」だけは起こさないようにお願いしたいところです。
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まっくろくろすけ

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