「クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」は2014年4月19日に公開されたクレヨンしんちゃん劇場映画シリーズ第22作目です。
「嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」(2002年)以来12年ぶりに文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞しており、近年におけるクレしん映画の傑作と評価が高い作品です。
とある日曜日、ぎっくり腰になった野原ひろしが腰を治しに「メンズエステ ビューティフルダディ」というマッサージ店に行ったら、なんと、ロボットになって帰ってきた。ロボットになったひろしに大喜びのしんのすけと戸惑うみさえ。だが美味しい料理をつくったり、家の中を掃除したり、庭を綺麗にしたりとちょー便利のロボとーちゃん。
だが、それは、家庭での立場が弱くなってしまった日本の父親たちの権威の復権をもくろむ、「ちちゆれ同盟(父よ、ゆうきで、たちあがれ同盟)」の恐るべき陰謀だった。
「家族は、オレが守る!!」
崩壊寸前のカスカベを前にロボットになったひろし=ロボとーちゃんが、しんのすけと共に立ち上がる。
キャッチコピーは「ロボ、でも父ちゃん。」、「親父力(オヤヂカラ)、全開 !」、「しんちゃん映画史上、最もアツイオヤジの戦い。全国のお父さん、そして家族が涙する!」というものです。
見どころはロボとーちゃんが家族愛に目覚めていく所。ロボットと本物が「俺が本物だ」と叫びながら家族を取り合うところ。そして、しんのすけも父に抱く愛情と同じものをロボとーちゃんにも感じていくのです。
■野原ひろし (のはら ひろし)
しんのすけ、ひまわりの父で、みさえの夫。
高校を卒業後、上京し双葉商事に就職。27歳の時にみさえと出会い結婚。家庭では妻のみさえの尻に敷かれており、基本的に怒ることは少ない。オリコン等で「理想のパパ」として挙げられることもしばしば。しかし、若くてきれいな女性にはめっぽう弱く、その性格はしっかりしんのすけに受け継がれている。足の臭さ地球が滅びるレベルである。
年齢:35歳 血液型:O型 身長:180cm
所在:秋田県大曲市(現:大仙市)出身→埼玉県春我部市在住
所属:双葉商事 営業2課 係長
家族構成:野原しんのすけ、野原みさえ、野原ひろし、野原ひまわり、シロ
自分の弱いところを自覚している部分がひろしの魅力です。それは、いろいろなものを支えているから弱く見えるのです。家族も、家のローンも、仕事も、地球の平和も、みんな支えているのです。
でも、見えないところではやっぱり強いのでしょう。
自然のまま、本能のままで自分をさらけ出して生きています。強い面も弱い面も。それでも頑張り続けているところに魅力を感じたり、共感したりするでしょうね。
自分を背伸びさせて見栄を張っても仕方ないですからね。変なプライドにこだわっても意味がないですから。
「そうだ! 子どもが俺たちの戦うエネルギーだろ!」