2024年パリオリンピックが7月26日にセーヌ川で行われる予定の開会式で開幕。開幕に先立って7月24日からサッカーと7人制ラグビーが、25日からはアーチェリーとハンドボールも行われ、開会式を経て本格的に競技が始まります。
100年ぶりにフランスの首都・パリを中心に開催される大会は、32競技329種目に約1万人の選手が参加。
日本選手団は7月5日に結団式が行われ、下旬にパリに向かう予定ですが、日本選手団の選手数は海外で行われる大会では2008年の北京大会の339人を上回り、史上最多となる約400人。前回の東京オリンピックでは地元開催ということもあり、史上最多の582人でした。
体操、陸上や水泳などの個人競技はもちろんですが、バレーボール、バスケットボール、サッカーなどの団体競技も楽しみにしています。暑い夏の夜は長くなりそうな気配ですけど。
一方でおとなりの韓国。
韓国はサッカー男子がアジア最終予選で敗れて10大会連続の出場を逃し、バスケットボール、バレーボールも出場権を獲得できず、団体球技の出場が減。
よって、パリオリンピックへは約140人となり、1976年モントリオールオリンピック後最少人数になる見込みとのこと。
ロシアとの戦争がまだ続いているウクライナ。
自国への軍事侵攻を続けるロシアとその同盟国ベラルーシの国籍を持つ選手の参加が条件付きで認められたことを受け、パリオリンピックへのボイコットの可能性を示していましたが、5月20日に参加することを決めたと発表。
「大会への参加は意志と精神の強さを世界に示す機会だ。パリでウクライナの国旗を掲げてパフォーマンスすることで意志の力を示す」とし、参加にあたってのスローガンを「勝利への意志」とするとしています。
ウクライナ政府はロシアによる軍事侵攻が始まって以降のスポーツ関連の被害として、選手やコーチなど少なくとも450人以上が亡くなり、練習場や合宿所といった500以上の施設が破壊されるなどしたということです。
現時点では約100人の選手が参加資格を獲得しているとのこと。
また、イスラエルの侵攻を受けているパレスチナ。
イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まった2023年10月以降、これまでに300人以上の選手などが亡くなり、ガザ地区にあるスポーツ施設が破壊されたことも明らかにしています。
パリオリンピックにパレスチナ代表として6月12日時点でテコンドーの選手1人が確定しているだけで、最終的に出場する選手は6人~8人になるという。このうち3人が戦闘が続くガザ地区出身とのこと。
現代のオリンピックは世界平和を究極の目的としたスポーツの祭典ですが、世界は共に生きる場で分断すべきではありません。
もちろん、日本選手の活躍には期待し、楽しみではあるのですが、一方でオリンピックに出られない選手や世界で命を落としている人がいることを忘れてはいけない。
そんななかでもオリンピックという世界の国が集まってスポーツができる場があることは、当たりまえではなく、貴重で尊いものだと考えます。
その場は「戦う」のではなく「一緒に競う」。
早く悲しい現実が収まってほしい。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
100年ぶりにフランスの首都・パリを中心に開催される大会は、32競技329種目に約1万人の選手が参加。
日本選手団は7月5日に結団式が行われ、下旬にパリに向かう予定ですが、日本選手団の選手数は海外で行われる大会では2008年の北京大会の339人を上回り、史上最多となる約400人。前回の東京オリンピックでは地元開催ということもあり、史上最多の582人でした。
体操、陸上や水泳などの個人競技はもちろんですが、バレーボール、バスケットボール、サッカーなどの団体競技も楽しみにしています。暑い夏の夜は長くなりそうな気配ですけど。
一方でおとなりの韓国。
韓国はサッカー男子がアジア最終予選で敗れて10大会連続の出場を逃し、バスケットボール、バレーボールも出場権を獲得できず、団体球技の出場が減。
よって、パリオリンピックへは約140人となり、1976年モントリオールオリンピック後最少人数になる見込みとのこと。
ロシアとの戦争がまだ続いているウクライナ。
自国への軍事侵攻を続けるロシアとその同盟国ベラルーシの国籍を持つ選手の参加が条件付きで認められたことを受け、パリオリンピックへのボイコットの可能性を示していましたが、5月20日に参加することを決めたと発表。
「大会への参加は意志と精神の強さを世界に示す機会だ。パリでウクライナの国旗を掲げてパフォーマンスすることで意志の力を示す」とし、参加にあたってのスローガンを「勝利への意志」とするとしています。
ウクライナ政府はロシアによる軍事侵攻が始まって以降のスポーツ関連の被害として、選手やコーチなど少なくとも450人以上が亡くなり、練習場や合宿所といった500以上の施設が破壊されるなどしたということです。
現時点では約100人の選手が参加資格を獲得しているとのこと。
また、イスラエルの侵攻を受けているパレスチナ。
イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まった2023年10月以降、これまでに300人以上の選手などが亡くなり、ガザ地区にあるスポーツ施設が破壊されたことも明らかにしています。
パリオリンピックにパレスチナ代表として6月12日時点でテコンドーの選手1人が確定しているだけで、最終的に出場する選手は6人~8人になるという。このうち3人が戦闘が続くガザ地区出身とのこと。
現代のオリンピックは世界平和を究極の目的としたスポーツの祭典ですが、世界は共に生きる場で分断すべきではありません。
もちろん、日本選手の活躍には期待し、楽しみではあるのですが、一方でオリンピックに出られない選手や世界で命を落としている人がいることを忘れてはいけない。
そんななかでもオリンピックという世界の国が集まってスポーツができる場があることは、当たりまえではなく、貴重で尊いものだと考えます。
その場は「戦う」のではなく「一緒に競う」。
早く悲しい現実が収まってほしい。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。