野球小僧

バンクーバー朝日軍 / 原作;テッド・Y・フルモト 作画;原秀則

バンクーバー朝日軍 1 (ビッグ コミックス) バンクーバー朝日軍 1 (ビッグ コミックス)
価格:¥ 580(税込)
発売日:2013-02-28

二つの世界大戦の間、海を渡り、カナダに移住していった日本人。
その日系二世たちは差別と貧困に喘いでいた時代があったという。
そんな日系人に希望と誇りをもたらし、今から約100年前の1914年に誕生した、カナダ最強といわれるまでになったサムライ野球チームのセミドキュメンタリーです。

私はこの本を手に取って、読むまで(ちゃんと買いました)「バンクーバー朝日軍」という野球チームの存在を知りませんでした。
そして、このような差別と貧困に喘いで生きていた日系人の話があったということすら知りませんでした。

この作画を担当した原秀則さんは、この本について

「WBCで日本が優勝する100年近く前に、世界に誇れるサムライ野球チームがあったことを、今の日本人に伝えたい。いや、知らなければならない。単に野球を描くのではない、単に歴史を描くのではない、人が生きていくための希望を描くんだと……」

と言っています。

今、何事もなく、野球を観ている私たち、野球をやっている子どもたち。

野球があるのは、当たり前ではなかったということを知るべきだと考えます。

何のために野球をやるのか。
もちろん、野球が好きで、上手くなりたいとか、プロ野球選手になりた、メジャーへ行きたい・・・とか理由はそれぞれだと思います。

また、君たちの、その一投一打に感動している人もいますし、勇気や希望を与えているということも忘れないでください。

そして、この「バンクーバー朝日軍」のようにフェアプレーで、誰にも愛され、尊敬されるような野球人になっていって欲しいと考えます。

コメント一覧

まっくろくろすけ
パンサーさん、こんばんは。
パンサーさん、こんばんは。


まさしく、そのとおりです。この「バンクーバー朝日軍」のことです。
相手がどんなことをしてきたとしても、抗議をしない、ラフプレーをしない・・・こういうことを徹底できるチームだったからこそ、みんなに愛されるのですよね。


応援団だけでなく、球場に足を運んできた人も味方につけ、地域の人からも、いろんな人からも声援を受けるようなチーム。お手本でしょう。


>日本人のちょっとした活躍も捨てたものじゃないと思います。
そうですね。表舞台だけでなく、地域に根差して、文化を作り上げてくことこそ、真の世界貢献だと思います。


まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
eco坊主さん、こんばんは。


あだち充とはまた違った、ストーリー性のある青春ものですよね。
こういう話が合ったとは知りませんでしたし、また、こういうことがあって、今があるということも考えなければいけませんよね。


まだ二巻は発売されていませんが、続きが楽しみです。


自分が誰かのために役立っていること。
無意識でしょうけど、そういうことに気づかされた時は嬉しいものですよね。
そうありたいものです。

パンサー
おはようございます。
おはようございます。









「バンクーバー朝日軍」という名前かどうか定かではありませんが、昔カナダの日系人の野球チームがあったということは知っています。









そして数年前だったかどうか定かではありませんが、カナダの野球殿堂入りをしたことも知っています。









その野球チームは第二次世界大戦のときに消滅したようです。









映画‥‥かどうか定かではありませんが、テレビかなんかでドキュメンタリー番組?を見てそのチームを知ったというわけです。









最初はそのチームは白人に嫌われものだったということらしいですが、抗議をしないラフプレーをしない‥それを徹底したおかげでだんだん白人にも認められるチームになったようです。









最近は野球のマイナーな地域の普及のための日本人の活躍が目につきます。









今でこそ、大リーグやサッカーでの日本人の活躍は珍しくはありませんが、イタリアのプロ野球?にGG佐藤という選手が活躍したおかげかどうかは定かではありませんが、最近はイタリアの野球チーム強くなりましたね。









イタリアといえばサッカー。野球はマイナーといわざるを得なかったと思いますし、プロではなくアマチュアだったみたいですね。









今年のWBCでのイタリアの活躍には驚きましたが。









また、日本人の指導によるアフリカのどこかの国で全国高校野球も今春初めて開かれましたね。









日本人のちょっとした活躍も捨てたものじゃないと思います。









今回は「~かどうか定かではありませんが~」という言葉わざと入れてみました~。
eco坊主
おはようございます。
おはようございます。


原秀則作品は「やったろうじゃん」しか知りません。
かなりリアリティのある野球漫画だった記憶があります。
   魔球など一切でて来なかったですよね?


人が生きていくための希望を書くんだ・・・なんと壮大なコンセプトでしょう!

  でも小生は野球を観る時は”愉しんで””一喜一憂”しながら観たいと思います。
  だって~小生は凡人ですから^^;


でも 勇気や希望は受け取っていますよ!
K陵クの活躍も糧になっていますしね!!!
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