♫通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの 細道じゃ
天神さまの 細道じゃ
ちっと通して 下しゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ
この子の七つの お祝いに
お札を納めに まいります
日本の童謡の「通りゃんせ」。一度は耳にしたり、聞いたことがあると思います。作詞者は判らないようですが、作曲は本居長世さん、または野口雨情さんという説があります。
少し前までは街中でも耳にしていた記憶のある、この「通りゃんせ」ですが、街中でも聞くことがなくなりました。「通りゃんせ」以外にも「おうま」「春の小川」などの童謡もよく流れていたのですが。
というのも、以前の信号機は「通りゃんせ」などの音楽が流れるタイプがあったのですが、最近は「ピヨッピヨッ」「カッコーカッコー」などの鳥の鳴き声の音が鳴る信号機に置き換わっているからだそうです。ただ、鳥の鳴き声とは言っても、「カアカア」「ホーホケキョ」などは聞くことがないのですが。
これら、音の出る信号機は、「擬音式信号機」と呼ばれ、警視庁の公表データでは日本国内には1万9907基(2020年3月)が設置されており、音楽の流れるタイプは394基(2020年3月)となっているとのことです。
音響式信号機については視覚障害者など、信号の色を視認しにくい方が、できるだけ安全に交通を進められるようにすることを目的に、設置が始まりましたが、いろいろなメロディが使われるようになってしまい混乱することもあり、1975年に警視庁の通達により、メロディは「通りゃんせ」「故郷の空」の2種類、鳥の鳴き声は「ピヨッピヨッ」、「カッコーカッコー」の2種類とすることになりました。そして、2003年に「道路横断時の方向性がより明確で、誘導性も高い、擬音式の異種鳴き交わし方式(目の不自由な方をより安全に誘導するために、交差点の対岸で違う種類の音を鳴らす方式)の整備を進める」の通達を出し、「ピヨッピヨッ」または「カッコーカッコー」か「カカッコー」を約1.5秒間隔で、道路のこちら側とあちら側で交互に鳴らす方式に指導しているそうです。
これにより、全国的に統一されるようになってきているのです(新規にはメロディタイプが設置されることはなく、現在聞くことができるのは以前から設置されているもの)。
また、もう一つの理由としては近隣住民の「騒音問題」もあるようです。メロディよりも鳥の鳴き声の方が環境音として捉えられることもあるようです。確かに夜遅くに「通りゃんせ」が聴こえるのも、ちょっと不気味な雰囲気ではありますから。
何しろ、終りの方の歌詞がこれですから・・・。
♫行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ
本日も、私のブログにお越しいただいてありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。