昔から不思議に思っていました。
ドカベンの謎です。
山田太郎、岩鬼正美、殿馬一人の三人は鷹丘中学校から明訓高校へと進学しています。ただ、山田は西南中から転校、殿馬も学秀院から転校してきました。
里中智は東郷学園中等部から明訓高校へと進学してきました。
この明訓四天王ですが、中学時代はもちろん野球部に入っていました。
まあ、山田と岩鬼は柔道部にもいましたが。
さて、このドカベンの中学時代をよく読みますと、彼らは中学時代は何をやってたのでしょう?
「野球だろっ」というツッコミがあるのは判っています。
ここで疑問に思ったのは「軟式」か「硬式」かということなのです。
山田が西南中野球部にいたときの描画はキャッチャー。今では考えられないプロテクターなし。キャッチャーミットの中のボールは軟式ボール。当然、打球音は”スパァーン”という音です。
鷹丘中で野球を再開しころに使っていたボールも軟式ボールでした。
また、里中が東郷学園中等部で投球している回顧シーン(対土佐丸戦の中)で投げているボールは軟式ボールです。ライバルの小林が投げたボールも軟式ボールでした。
ドカベン 里中智編 (秋田トップコミックスW) 価格:¥ 500(税込) 発売日:2004-03-25 |
学校の部活ですので、普通に考えれば軟式野球部というのが筋です。
でも、その後。地区大会予選で東郷学園と対戦した鷹丘中。
そう、殿馬が”秘打 白鳥の湖”を披露した一戦(その前は?)で使われているボールは硬式ボール。
軟式のディンプルはなく、硬式の縫い目がはっきりとしています。
さらに打球音は”カキーン”と、木のバットの音。
まあ、その真実はよく判りません。時代が時代でもありましたしね。
もしかすると、もしかするとですが、平日は部活動で軟式野球、土日が社会・体育活動で硬式野球をやっていたと考えれば納得です。