読売ジャイアンツが強い。強すぎます。
ジャイアンツの二軍は9月18日に、横浜DeNAベイスターズ戦で引き分け、4年連続27回目のイースタン・リーグ優勝を決めていました(そうだったのですね)。6月に12連勝を飾るなどして首位を奪い、優勝を決めた9月18日時点で2位の東京ヤクルトスワローズに9.5ゲーム差、9月29日時点では11ゲーム差となっています。イースタン・リーグ4連覇は、1986年~1995年にジャイアンツが記録した10連覇に次ぐ快挙です。
今年のジャイアンツには投打で柱となる選手が揃っていたのが勝因でしょう。イースタン・リーグの個人部門のほとんどをジャイアンツの選手が独占しています。
打率1位 .316 松原聖弥
安打1位 134本 松原聖弥
本塁打1位 18本 和田恋
打点1位 87点 和田恋
防御率1位 2.69 高田萌生
勝利数1位 10勝 高田萌生
勝率1位 .846 高田萌生
この他にもシーズン中に一軍昇格を果たしたアダメス選手、メルセデス選手、マルティネス選手のドミニカトリオ、さらには今村信貴選手を輩出するなど、育成面においても存分に力を発揮しました。ついでに、大竹寛選手も9勝と二軍では戦力になっています。
さて、二軍は4連覇を果たすくらいに有望株がいるのに、不思議と一軍は勝てていません。普通は一、二軍の成績は連動しているものです。FA入団の大竹が二軍で9勝といわれても、ε- (´ー`*)フッっという感じですが、残りの3選手はジャイアンツにとっては生え抜きの期待の若手選手です。しかし、一軍ではチャンスが与えられていません。
高田選手は一軍で1試合に登板しただけ(1敗)。二軍で打ちまくる和田選手にしても、今季一軍デビューを果たし、プロ初安打を放ったものの、8打数1安打、わずか5試合で二軍落ちとなっています。松原選手は7月に育成から支配下選手契約を結びましたが、いまだに一軍からお呼びはかかっていない現状です。
今季の一軍の勝ち越しはなくなったものの、3位のクライマックスシリーズ進出をかけて、最後の悪あがきの最中です。読売新聞グループ本社代表取締役の渡辺主筆は「由伸は名監督。ただ(戦力が)足りない。もっと強化しないと。圧倒的に勝つようにね」と今オフの大補強を示唆しているから、頑張っている若手選手はたまったものではありません。若手選手のチャンスは限られるのは毎年のことですが。
大竹選手が二軍で投げまくっているのも補強の負の遺産でしょう。二軍には育成戦略があり、本来、一軍にいるべき選手が長居するのは迷惑な話だと思います。さらに、問題なのは一軍と二軍が連動していないことかも知れません。特に5年目の和田選手は、二軍で三冠王級の活躍をしているのに、一軍ではたったの8打席です。自称、私設竜GMの私から見ても、気の毒だと思いますし、和田選手をどうしようと思っているのか、首をかしげたくなります。和田選手や松原選手が出てきて、間違って活躍されて、勘違いされて自信をつけられた方が厄介なのですけど。
今季の一軍外野陣を見ても、ゲレーロ選手が離脱したり、長野選手が離脱したりと、レギュラーと呼べる外野手はいないのに、一・二軍往復エレベータに乗っているのは同じような選手です。結局、高いお金を払っている補強組が優先なのです。二軍で状態がいい選手がいれば、一軍に昇格させて即使うような態勢ではないのです。
二軍は勝つためではなく、一軍で活躍する選手を育成する場だと思います。もちろん、勝ちながら育成していくことが一番いいことでしょうから、現状のジャイアンツは理想的な状態です。
そして、二軍は4連覇なのに、一軍は4年連続ペナントを逃してしまっています。一軍が勝てないのは補強に頼る構造と、FA選手らの優先使用に問題があるのは明らかかなと思います。
さて、10月6日にKIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で開催される「プロ野球ファーム日本選手権」。ウエスタン・リーグの優勝チームの阪神タイガースと対戦しますが、同じようなチーム構造状態の悩みがあるチーム同士の一戦です。
二軍で日本一を争う仲なのですが、一軍では熾烈な(?)3位争いというのが、その証なのだと思いえて仕方がありません。