関西大学の宮本勝浩名誉教授が今日のプロ野球ドラフト会議で、過去最多8球団以上の重複指名の可能性がある早稲田実業高の清宮幸太郎選手が、阪神タイガースに入団した時の経済効果を計算しました。
その結果、藤浪晋太郎選手(阪神タイガース・約44億円)や斎藤佑樹選手(北海道日本ハムファイターズ・約52億円)、田中将大選手(東北楽天ゴールデンイーグルス・約35億円)らの入団時を上回り、史上最大級の約65億円となるそうです。
球団としても入団してもらえればいいでしょうけど、一番期待しているのは地元・経済界かも知れません。まったく実感のない、アベノミクスよりもコウタロノミクスの方が恩恵がありそうですし。
その反対に面白いのが一本釣りです。清宮選手に集中する影で実力選手をクジ引きなしで指名できれば、おいしい話です。
ただ、そこはそうもならないような予感がします。おそらく、JR東日本の田嶋選手は抽選になると思います。また、場合によっては、もう一組の抽選がありそうな気がします。理由としては10月2日の面談以降に清宮選手を1位指名を公表した球団がありません。これは他球団の様子を見ているのかも知れませんが、幸太郎パパが遠回しに排除したのかも知れません。
確実に清宮選手指名と思うのは、阪神タイガース、東京ヤクルトスワローズ、福岡ソフトバンクホークス、北海道日本ハムファイターズの4球団。方針転換が埼玉西武ライオンズ、オリックスバファローズと中日ドラゴンズの3球団。動向が読めないのは東北楽天ゴールデンイーグルス、千葉ロッテマリーンズ、読売ジャイアンツ、横浜DeNAベイスターズの4球団です。ジャイアンツがサードのポジションを空けたのがちょっと怪しいです。岡本選手のためというよりも履正社高の安田選手のためのような感じがします。
ちなみに、私的の外れ1位の人気選手は立命館大の東選手。サウスポーはどの球団も欲しいはずですし、地元(愛工大名電高出身)の中日ドラゴンズがヤマハの鈴木選手と両取り出来れば文句ないのですけどね。
広島東洋カープ
「県民の期待も大きい」
◎1位 中村奨成(広陵高)
外れ 鍬原拓也(中央大)
阪神タイガース
「6~7球団くらい競合すると予想しているが、会社を挙げてぜひ獲得したいということです」
◎1位 清宮幸太郎(早稲田実高)
外れ 東克樹(立命館大)
横浜DeNAベイスターズ
「投手もあと1枚欲しいし、将来に備えて野手も欲しい」
1位 田嶋大樹(JR東日本)
外れ 東克樹(立命館大)
読売ジャイアンツ
「まだ決まっていない」
1位 清宮幸太郎(早稲田実高)
外れ 鍬原拓也(中央大)
中日ドラゴンズ
「ウチならキャッチャーだったらチャンスはいくらだってある」
1位 中村奨成(広陵高)
外れ 鈴木博志(ヤマハ)
東京ヤクルトスワローズ
「うちの補強ポイントは即戦力投手というのが大方の見方だが、ああいう逸材はなかなか出てこない」
◎1位 清宮幸太郎(早稲田実高)
外れ 石川翔(青藍泰斗高)
福岡ソフトバンクホークス
「ホークスのユニホームを着て超特大ホームランを」
◎1位 清宮幸太郎(早稲田実高)
外れ 山口翔(熊本工高)
東北楽天ゴールデンイーグルス
「あしたギリギリまでみんなで話し合って」
1位 田嶋大樹(JR東日本)
外れ 東克樹(立命館大)
埼玉西武ライオンズ
「来年優勝するために」
◎1位 田嶋大樹(JR東日本)
外れ 鍬原拓也(中央大)
オリックスバファローズ
「一番評価している投手」
◎1位 田嶋大樹(JR東日本)
外れ 東克樹(立命館大)
北海道日本ハムファイターズ
「ファイターズとして、どうしても欲しい選手を取りに行く。競合となれば、全身全霊で行きます」
1位 清宮幸太郎(早稲田実高)
外れ 鍬原拓也(中央大)
千葉ロッテマリーンズ
「1位は高校生でいこうという話になりましたけど、チームとして最終的な方向性は当日になると思う。候補の高校生は即戦力ばかり」
1位 安田尚憲(履正社高)
外れ 東克樹(立命館大)
あと一つ。清宮選手を指名した同一リーグの他チームには、ぜひとも日大三高の櫻井周斗選手を指名して欲しいと願います。昨年の秋季東京大会決勝戦で清宮選手から5打席連続三振を奪っています。プロに入っての清宮選手対策としてワンポイントでも出てくれば、盛り上がると思うのですけど。