チームの中にはいろんなタイプがいます。誰もが、走攻守すべてにおいて同じ(高い)レベルで、同じような判断力、技術力を持っていて、起用法に悩むくらいなのが一番の理想です。
でも、現実的にはそのようなチームを作ることは夢です。そして、もちろん個人個人、得手不得手があります。しかし、逆に一芸に秀でた“これだけは誰にも負けない”という長所も持つことも大事なことです。
となれば、チームにとっては“これはあいつに任せれば何とかなる”という人材を育てていくことです。
そして、一人ひとりは“あいつ”になることをまずは目標とすることです。
それを持っていると「あいつスタメンで使ってみようか」となるかも知れません(あくまでも監督がスタメンを決めるのですけどね)。
ただ、あまり一つの知識や技術を磨いていくことは大事なことですが、一つのことだけをずっとやっていると、それについては大丈夫だけど、それ以外には発想が広がらない、動けないようなことになります。いつの間にか何となく煮詰まってしまいます。
そういう時には別の方向から見直していることも良いかも知れません。
あまり知らないほうが原点にかえった疑問や問題意識を持つことが多いので、全く新しいアイデアの発端や新しい切り口での見方が出てくることもよくあります。
物事を新しく始めるとき、新しいものを作り出すときには同じ考えをする人が何人いても、阿吽の呼吸、暗黙の了解、なあなあの空気の中で、結局は過去の踏襲、小さな改善になってしまい、斬新なことは出来ないままになることはよく見かけます。
変化するためには、タレント(才能、技量)性のユニークさを持った人が必要です。つまり「私のセールスポイントはこれです」と言える人のことです。
そのために得意分野を作ることが大切であり、「これはあいつに任せれば何とかなる」という人材を育成することです。
ただし、だからと言って、その人ばかりに頼っていてはいけませんが。
もちろんのことですが、野球(だけに関わらず)と人生は別ですが、野球をやっていく中での生き方というものは人生観とも繋がっていると考えます。突き詰めれば「自分の人生をどう生きるのか?」ということになると考えます(大げさかな?)。
「自分の強みは何で、野球をやっている(チームの中)でが出来るのか、何をしようとしているのか」ということをちゃんと考えて、それを常に見直していくことが大事です。
これって、ちょっと子どもには難しいかも知れませんが“スキル”を身に付けるってことです。
ただ、今、必要なものは「基本的な考え方」のことで「創造性や構想力、論理力」のスキルです。自分ひとりでちゃんと考えられる能力なのです。
このスキルを身に付けることで、何が起こっても自分なりに判断することができます。いろんな人の意見や提言を聞いて情報の取捨選択をし、自分なりの意見をまとめられるようにもなります。
「Try not to become a man of success but rather to become a man of value」
「成功者になろうとするのではなく、価値ある人間になろうとすることだ」
by アルベルト・アインシュタイン (物理学者)
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