「金の雨が降るぞ~!」は、新日本プロレスのオカダ・カズチカ(本名:岡田和睦)選手が、主に興業の締めに使用しているマイクパフォーマンスでの決め台詞です。
オカダ選手は、中学時代は野球部に所属していましたが、陸上短距離100m走で愛知県大会8位を記録し、高校の陸上部からスカウトが来たことがあります。しかし、お兄さんが友達から借りてきたプロレスのゲームがきっかけでプロレスに興味を持ち、15歳のときにプロレススクール「闘龍門」の13期生として入門しました。そして、2004年8月にメキシコでデビューしています。
2007年8月に新日本プロレスへ移籍し、プレ再デビュー、2008年4月に正式に再デビューします。その後、海外で武者修行をし、2011年12月に凱旋帰国、帰国後のインタビューで、「新日本に金の雨を降らせる」とし、自身を「レインメーカー」と称して、2012年1月に凱旋デビューしています。
その後、IWGPヘビー級王座に史上2番目の若さで就き、長年、新日本プロレスをリードしてきました。
さて、8年ぶりにAクラスに入った中日ドラゴンズ。今年も契約更改で話題を振りまいています。
最初に嫌な予感がしたのは、高橋周平選手の契約更改のニュースのコメントを見た時です。3年連続で規定打席に到達し、初の打率3割をマークした高橋選手。過去8年間は、すべて一発サインしてきましたが、予定時間を大幅に超える交渉で、「球団から『Bクラスだから上がらない、Aクラスになれば上がる』とずっと言われてきました。だから、言いたいことを我慢してきた。きょうは『Aクラスに入った時ぐらい、活躍したときぐらい上げてもらわないと困る』と言いました。複数年の選手を除いて、ボクが最初。次の選手のためにも伝えることは伝えなきゃ、と。ボクもそういう年齢になりました」と粘ったものの、最後は白旗を揚げてサインしました。
2020年のプロ野球はレギュラーシーズンの試合数を当初の143試合から120試合に削減し、さらに無観客でスタートするという過去に開催形式となりました。最終的に総観客数はセントラル・リーグが2019年から81%減の275万4626人(1試合平均7652人)、パシフィック・リーグが82%減の206万8952人(同5747人)でした。また、球場でのグッズ販売や飲食の売り上げもこれに伴って減少しています。一般的な企業では、倒産しかねない状況でもあると思います。
ちなみに、メジャーリーグ・ベースボール機構(MLB)が、2020年レギュラーシーズン162試合を60試合に削減したことにより、年俸を日割りにして大きく減額しました。そのため、2021年以降の契約の難航が予想され、さらに球団の身売りやストライキの可能性も示唆されています。
一方で、日本では大きく異なり、2020年は試合数が削減されたにも関わらず、選手に対して2019年オフに結んだ年俸ベースを全額保証しました。
高橋選手のモヤモヤの後に契約更改した、木下拓哉選手は今季正捕手として、88試合 打率.267 ホームラン6本 32打点とキャリアハイの成績を記録し、増額提示を受けたものの、「もう一度家でじっくり考えさせてください」と契約を保留(その後、契約更改しています)。
さらに、翌日には14試合 8勝2敗 防御率2.64と自己最多の勝利をマークした福谷浩司選手は、「他のチームの契約更改の結果込みで考えたい」と増額提示を保留。53試合 5勝5敗25ホールド 2セーブ 防御率3.55で最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した福敬登選手も、「提示額と僕の思っていた額に多少の開きはありました」と保留しています(その後、契約更改しています)。
木下選手の場合、保留の理由を金額面とは明言していないものの、加藤宏幸球団代表は理由を、「金額です」と話していましたが、その後、日本プロ野球選手会からの抗議文が提出されると、「金額でもめているわけではない」と訂正しており、説明が二転三転しています。球団代表よりも、政治家の方が適しているかもしれません。
その後の契約更改では、より丁寧な説明がされているのか、それとも、ほぼ現状維持もしくは減額となるような成績の選手が続いているのか、理由は明確ではありませんが、新たな保留選手はでてきていませんが・・・。
ちなみに、2019年オフに話題となった祖父江大輔選手。2020年は勝利の方程式の一角に定着し、自己最多タイの54試合 2勝0敗3セーブ 28ホールド 防御率1.79で最優秀中継ぎのタイトルを獲得し、「しっかり話し合いができた」ということもあり、ほぼ倍増の契約更改しています。
日本プロ野球選手会は、選手会所属選手を対象とした年俸調査の結果を2020年6月に発表しています。その情報ではドラゴンズの平均年俸はセ・リーグ6球団で2016年から2020年の5年間にかけて、5位、4位、5位、6位、6位と4位以下のBクラスで推移し、直近2年は連続最下位です。
2020年シーズンはリーグ3位とAクラスとなったものの、年俸はBクラスから抜け出せそうもあります。
ここは、やはり2021年は優勝し、「中日ドラゴンズに金の雨が降るぞ~!」として欲しいものです。
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