鳥取県は、全国の都道府県で最も人口が少ない県です。また、全国どの政令指定都市と比較しても少なく、政令指定都市以外では最大の千葉県の船橋市や埼玉県の川口市、鹿児島県の県庁所在地の鹿児島市、東京都で唯一の中核市でもある八王子市よりも少ないです。
また、鳥取市の人口は都道府県庁所在地としては全国で46番目であり、47番目の山梨県甲府市とは数100人という差でしかありません。
という、人の少ない鳥取ですが、総務省家計調査 「都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2017~2019年平均)」によりますと、コーヒーの消費量が鳥取市は全国なんと第2位。しかも、喫茶店などやカフェではなく(そもそも、スターバックスコーヒーが出店したのは最近のできごと)、家庭で飲む人が多いのも特徴だそうです。
これは、鳥取の方日常的にコーヒーを楽しみながら、家族、友人とのコミュニケーションを大事にしているところもあるのでしょうね。
その証拠(?)として、ネット通販で日本一、珈琲を売っているお店が、株式会社澤井珈琲です。まだ、インスタントコーヒーが主流だったころの1982年に米子市で、澤井幹雄さんと奥さんで珈琲豆専門の一般向け販売を始め、自宅で豆を挽いて淹れる本格的な珈琲の楽しみ方を根付かせたというお店です。
2代目となる理憲さんは2002年、楽天市場に「澤井珈琲 Beans & Leaf」を出店し、商品のバラエティときめ細やかなサービスが評判となり、2017年には楽天市場11年連続で「ショップ・オブ・ザ・イヤー」、3年連続で「ベスト店長」を受賞し、2016年には主要ネットモールで史上初の12冠を達成しています。ネット通販のみでの年商は約20億円以上となっています。
しかし、理憲さん1人で楽天市場を始めた時は、最初の1袋が売れるまでに45日かかったとのことで、売れなくても辛く、逆に売れ始めてからも辛く、お店での仕事を終えたあと、毎日深夜からネット注文に関する業務を1人で担当し、数年間はお店で仮眠し、睡眠時間3~4時間という日々が続いたそうです。
それでも理憲さんは、「うちは両親がすごく働いていましたので、弱音を吐こうものなら、『死ぬ気で頑張りなさい』と(笑)。でも、ネットも実店舗も成功の鍵は全く一緒。大事なのは、人と人のつながり。お客様をどう喜ばせ、どうやって幸せにするかを一生懸命考えることです」との信念で頑張ってきたそうです。
その商品ラインアップは、妊娠している方でも安心して飲めるカフェインレスコーヒー、認知症予防に効果があるとされるトリゴネリン配合コーヒー、お年寄りでも手軽に淹れられるテトラパックコーヒーなどに加えて、紅茶やスイーツも100%自家製を提供しています。
そんな「鳥取産コーヒー」が以前、近くのスーパーで売っていました。肌寒くなってきた晩秋にいただきました。
「柔味」は、その名のとおり、苦味のない、「柔らかい味」です。とてもやさしい味わいで、ゆっくりとリラックスしたいときにピッタリな感じです(個人の感想です)。
「淡味」は、すっきりとしたコクとキレ。「柔味」よりは酸味があり、ホッとする味わいで、食後の一杯にちょうどいい感じです(個人の感想です)。
「濃味」は、苦みがあり、濃厚です。朝の目覚めにピッタリな一杯ですが、ちょっと濃すぎるという方は、牛乳を入れて「カフェオレ」がいいかもしれません(個人の感想です)。
ちなみに、「カフェオレ」はドリップ式で淹れたコーヒーに、(鍋で)温めたミルクを同量加えたもので、コーヒーとミルクの分量は50:50です。「カフェラテ」はエスプレッソ・マシンで淹れたコーヒーにマシンの蒸気で温めたミルクを加え、コーヒー20に対してミルクは80です。
おまけに、「コーヒー牛乳(ミルクコーヒー)」は、牛乳にコーヒーを入れたものです。牛乳に入れるコーヒーは特に決まりはなく、「コーヒー味」になればいいそうです。ただ、法律によって「牛乳」と明記することができないため、正式には「コーヒー味乳飲料」なのです。
澤井珈琲の強さはリピート率の高さとのことで、ネット通販で購入した人の半分以上が3ヶ月以内に再購入しているとのことです。また、東京都にも進出し、3店舗を営業しています。
また、売り上げに苦戦する店舗への指導も行っており、「他の店舗のお世話をすることでいま一度、自分が新鮮な気持ちに還れていることが嬉しい。いつまでも初心を忘れず、攻めの姿勢を持ち続け、これからもワクワクする店づくりに励みます!」とのことです。こういう気持ちがお店を大事にし、お客さんを大事にしているのでしょうね。
なお、メールマガジンの購読者数は約60万人以上。鳥取県の人口約57万人を超えています。
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