人間の命よりも大事なものが国家であるというのならば、私は国家を嗤(わら)い、戦争を嗤(わら)う!
週刊漫画雑誌「モーニング(講談社)」で1988年~1996年まで連載された、かわぐちかいじさんの人気漫画「沈黙の艦隊」。そのなかでの主人公・元海上自衛隊の潜水艦艦長・海江田四郎のセリフです。
ちょうど(ちょっと狙ったタイミング)、2023年9月に大沢たかおさん主演で実写版映画が公開されています。
「命が大事」ということは、いつでも、どこででも聞かれる言葉です。でも、これは現実的には難しいことなのかなと、とも思えます。
日本から遠い場所では相手の顔も名前も知らないまま争いごとで大事な命が失われて続けています。
まさしく、「人間の命よりも大事なものが国家である」という面子だけでの行為なのでしょうか。
「命より大事なもの」が本当にあるのでしょうか。あるとしたら、それはいったい何なのでしょうね。
誰かひとりの都合や考えという「ものさし」だけで人間の命を決めるなんてことは、その人に何の権利があるのか。その人にとって、人の命よりも大事なものってなんだと思っているのでしょうね。
「沈黙の艦隊」という漫画のなかでの海江田四郎もある意味テロリストだと思いますが、途中から兵器という武器ではなく、言葉/メッセージを武器にして戦い、最終的には「相手と同じ場所に立って対話」をします。
ただ、それぞれの立場や考えがあるため、対話をすることはなかなか難しいことです。これは現実社会でも同じことで、人間はいつまでたっても争いが終わりません。昔から「世界平和」と人類は言い続けているのに・・・。
自分に何ができるのかは正直わかりません。
でも、誰かに何かを伝え続けて未来に希望を持てるような世の中にしていかなければ。
それも私たちが「いま」生かされている使命なのかも知れません。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。