「殿、利息でござる!」は、18世紀に仙台藩の吉岡宿で宿場町の窮状を救った町人達の記録、「国恩記」(栄洲瑞芝さん著)を元にした、磯田道史さんの評伝「穀田屋十三郎」を原作にして、2016年5月14日に公開された阿部サダヲさん主演の日本映画です。
キャッチコピーは「ゼニと頭は、使いよう。」です。
時と場所は1766年(江戸時代中期)の仙台藩の宿場町・吉岡宿(現;宮城県黒川郡大和町)。当時、宿場町間の物資を輸送する「伝馬役」というものが課せられており、通常は藩から宿場町に助成金が支給されるのですが、吉岡宿は藩の直轄ではないため助成金が支給されていませんでした。そのため、伝馬役にかかる費用は吉岡宿の住人が負担しており、町は困窮し、破産したり、夜逃げが相次いで発生していました。
そのため、造り酒屋の当主・穀田屋十三郎さんは窮状を訴えるため、代官に訴状を渡そうとしましたが、茶師・菅原屋篤平治さんに「命が危険である」と止められ、そこで、「吉岡宿の有志で銭を出し合い藩に貸して利息を取り、それを伝馬役に使う」という作戦を実行することとしました。
十三郎さんと篤平治さんは何とか、目標額の千両に相当する5千貫文を集め、藩に申し出ますが却下されてしまいます。吉岡宿の人々は策を諦めかけますが、その後の活動により、藩は申し出を受け入れてくれました。
さて、「代打・三ツ間事件」の2日後(2020年7月11日)に行われた、中日ドラゴンズ vs. 広島東洋カープ(ナゴヤドーム)。まあ、優勝への海の苦しさということでしょうけど、本拠地ナゴヤドーム史上ワーストとなる19失点という歴史的大敗を喫してしまいました。
この試合、登板したピッチャー5人中4人が失点。先発した勝野昌慶選手が6失点、この日は代打ではなかった三ツ間卓也選手が4失点、橋本侑樹が3失点、鈴木博志選手が6失点でした。
試合後、与田剛監督は「(同点の3回に炎上してKOされた先発・勝野選手について)やっぱりコントロールだね。ボールを操ることがなかなかできなかったところで、交代のタイミングも結果的にうまくいきませんでしたし、私のミスだと思っています」と振り返り、3回途中に登板して火消しに失敗した2番手・三ツ間選手についても「まあこれは、使っている方の責任でもあるので、選手たちはもちろん必死になってやっている中で、これをいい結果に何とかつなげられるように使っていかないといけないのが監督の仕事なので、選手を一方的に責めることはしたくないですね」と説明しました。
この「責任発言」ですが、2019年もありました。2019年7月30日に阪神甲子園球場で行われた阪神タイガース vs. 中日ドラゴンズ。この試合、ドラゴンズは4度もリードを奪いながら、そのたびに失点し、サヨナラホームランを打たれてサヨナラ負け。
中日101002020 |6
阪神010022002x|7
この試合後の与田監督は「どういう形で継投させるかは僕の責任」と言い、「信じる要素があるから岡田を抑えにしているわけですから。1回駄目だからといって代えたら、他の選手まで不安になる」と責めることはしていません。監督として「選手を守る」立場としては、潔い発言だとは思えますが、反省からは学んでいないような…。
ついでに、「ナゴヤドーム・歴史的大敗」の翌日(2020年7月12日)に行われた、中日ドラゴンズ vs. 広島東洋カープ(ナゴヤドーム)。まあ、優勝への海の苦しさということでしょうけど、この試合は先発の梅津滉大選手の投球を引っ張りすぎ。6回表のピンチをなんと切り抜けましたが、7回表にヒットとフォアボールを出したところで交代。ピッチャー交代の見極めが後手後手なのです。
さてさて、「代打・三ツ間」があった約1年前。与田監督がドラゴンズ応援歌「サウスポー」の「お前」の部分を問題視し、このことでドラゴンズ公式応援団が2019年7月1日に自粛を発表、これをTVなど各メディアも取り上げるなど騒動に発展しました。その後、ドラゴンズはこの騒動から4連敗。
1年後の2020年は7月8日は引き分け、9日は逆転負け。10日は勝利したものの、11日、12日は連敗。
2020年7月14日時点で、我らがドラゴンズは22試合8勝13敗1分で借金5。
借金は、借りたお金(元金)を返すだけでなく、その使用料である「利息」も支払わなければなりません・・・。
新型コロナウイルス感染症対応と令和2年7月豪雨対応については、お上の関係者は国民に大きな借りがあると思います。せめて、利息だけでも返せるような対応をして欲しいと願います。
新型コロナウイルスによってお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、日々新型コロナウイルスと戦っている医療関係など、私たちの命と生活を守るために働いてくださっている関係者の方々に、心からの敬意と感謝いたします。
どうか、みなさまとご家族、関係者の方がご健康であっていただければと思っております。1日でも早く流行が終息の方向に向かうことを願っております。
また、このたびの豪雨による未曾有の被害が報じられ、お亡くなりになられた方々には心からお悔やみ申し上げますとともに、被災された多くの皆様に心からお見舞い申し上げます。
どうか一日も早い復興と皆様の日常が1日にでも早く取り戻せますように、心からお祈り申し上げます。
私のブログにお越しいただいてありがとうございます。また、明日、ここで、お会いしましょう。