昔は会社からの給与/賞与は現金で封筒に明細とともに支払われていた時代がありました。それが、いつしか銀行口座への振り込みになり、ペラペラの封筒に明細が入っているだけ。さらに、デジタル化ということで供与明細は社内オンラインで配布(?)されるようになりました。
いまでは一部では給与/賞与のデジタル払い(銀行の口座を介さず、スマートフォンの決済アプリや電子マネーを利用して振り込む)ができるようになっているそうですが、私の会社ではまだ導入されていません(希望者がいるのかはわかりませんけど)。一方で「現金でほしい」ということを言う方もいなさそうで、出張清算が100円単位の費用清算など、すべてが口座振り込みです。ただ、ロッカーのカギをなくしたときは「現金を持ってきて」と言われますが。
そんなこんなで私も銀行口座を一応は持っています。
目標を持って預貯金をしている場合や、日常生活での支払い振り込みなどを考えれば、預貯金額がいくらなのか確認しやすいように一つの口座にまとめて預けてお金を管理している方は多いと思います。
一方で私にとっては果てしない道のりなのですが、日本では「預金1000万円の壁」という(たぶん)私の造語があり、これはご存じの方もいらっしゃると思いますが、一つの口座で預貯金1000万円を超えたら複数の口座にわけた方が安心とも言われています。
銀行などの金融機関にお金を預ける「預貯金」は、現在は金利が低いものの「元本保証」がある安全性の高い金融商品。元本保証とは、その名まえのとおり元本が保証されること。元本とは元手となるお金で預貯金者が金融機関に預けたお金の合計です(引き出せば減りますし、追加して預け入れれば増えます)。
ただ、預貯金では元本が完全に保証されるわけではありません。
2002年4月に預金保険制度が始まり、いわゆる「ペイオフ」が解禁されたことで、法人や個人事業主の決済用預金を除いた一般の預貯金については元本が守られない場合もあります。
このペイオフとは、「金融機関が破綻したときに、預金保険機構が預貯金者に保険金を支払うこと」、あるいは、「預貯金の保護の対象が一定額に限られていること」であり、預金保険制度では金融機関が破綻したときに普通預金や定期預金といった預貯金、元本補てん契約のある金銭信託などが一定額保護されるという制度。
そして制度で保護対象とされているのは、「1金融機関につき預貯金者1人あたり元本1000万円まで」と、「破綻日までの利息」などとなっています。
つまり、預貯金が1000万円を超えたら複数の口座にわけた方が安心と言われている「1000万円の壁」というのはこのことからになります。
さてさて、先日のゴルゴ13の全資産約2兆円(当時のレート)。
仕事の報酬を振り込ませるの「スイス銀行」。
ほかに顧客としてブラック・ジャックさんやルパン三世さんも利用しているようです。ただ、スイス銀行という銀行は実在していません。
ですが、実在するスイスの銀行は法律によって顧客の情報を第三者に漏らすことを固く禁じられています。また、スイスの銀行のなかでも「プライベートバンク」と呼ばれるものは、口座が顧客の名前ではなく、番号だけで管理されています。
このゴルゴ13の口座番号のひとつが、「F5R6I5D1A3XY」です。数字だけ抜きだしますと、「56513=ゴルゴ13」と読め、残りの部分が、「FRIDAY=金曜日(まさか、日本の雑誌では???)」と読めます。
ということから秘匿性もあり、そもそも非合法なやり方で得たお金を預けるために、スイスのプライベートバンクを利用しているということなのでしょう。なお、現実は口座開設するときには厳格な審査があるため、非合法なお金が受け入れられることはないらしいですが、本当のところは誰もわからないでしょうけど。
そのプライベートバンクは一般的な銀行と違って資産運用が目的。企業や個人への融資は行なわず、口座管理料や、預かった資産を運用して得られた利益の一部を成功報酬として受け取りため、給与振り込みや公共料金の引き落としなどはできず、通帳やキャッシュカードもありません。
つまり、私のようなどこからどう見ても一般的な日本国民にとっては縁のない、富裕層の資産を預かったり運用したりするための小規模の銀行です。
なかには歴史のある銀行もあり、各国の王族や貴族などの資産家が代々利用していることが多いようです(日本の政治家も利用しているかも???)。そのため顧客は口座に一定以上の残高でその金額は最低数億円と言われていたりします。よって、プライベートバンクでは顧客との信頼関係がしっかりと結ばれ、資産運用以外の不動産や美術品の売買、ホテルや航空券の手配まで顧客のニーズに応じたサービスを提供しているようです。
さてさて、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の銀行口座がどこなのかはわかりませんが(日本のCMでは三菱UFJ銀行に出演しています)、プライベートバンクだったら(違法賭博はともかく)今回のようなことは起こらなかったかもしれません。
ちなみに仮にゴルゴ13の口座から大谷翔平選手のような事態が発生したら、きっと公になるまえに当事者はすべて消されていることでしょう。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
いまでは一部では給与/賞与のデジタル払い(銀行の口座を介さず、スマートフォンの決済アプリや電子マネーを利用して振り込む)ができるようになっているそうですが、私の会社ではまだ導入されていません(希望者がいるのかはわかりませんけど)。一方で「現金でほしい」ということを言う方もいなさそうで、出張清算が100円単位の費用清算など、すべてが口座振り込みです。ただ、ロッカーのカギをなくしたときは「現金を持ってきて」と言われますが。
そんなこんなで私も銀行口座を一応は持っています。
目標を持って預貯金をしている場合や、日常生活での支払い振り込みなどを考えれば、預貯金額がいくらなのか確認しやすいように一つの口座にまとめて預けてお金を管理している方は多いと思います。
一方で私にとっては果てしない道のりなのですが、日本では「預金1000万円の壁」という(たぶん)私の造語があり、これはご存じの方もいらっしゃると思いますが、一つの口座で預貯金1000万円を超えたら複数の口座にわけた方が安心とも言われています。
銀行などの金融機関にお金を預ける「預貯金」は、現在は金利が低いものの「元本保証」がある安全性の高い金融商品。元本保証とは、その名まえのとおり元本が保証されること。元本とは元手となるお金で預貯金者が金融機関に預けたお金の合計です(引き出せば減りますし、追加して預け入れれば増えます)。
ただ、預貯金では元本が完全に保証されるわけではありません。
2002年4月に預金保険制度が始まり、いわゆる「ペイオフ」が解禁されたことで、法人や個人事業主の決済用預金を除いた一般の預貯金については元本が守られない場合もあります。
このペイオフとは、「金融機関が破綻したときに、預金保険機構が預貯金者に保険金を支払うこと」、あるいは、「預貯金の保護の対象が一定額に限られていること」であり、預金保険制度では金融機関が破綻したときに普通預金や定期預金といった預貯金、元本補てん契約のある金銭信託などが一定額保護されるという制度。
そして制度で保護対象とされているのは、「1金融機関につき預貯金者1人あたり元本1000万円まで」と、「破綻日までの利息」などとなっています。
つまり、預貯金が1000万円を超えたら複数の口座にわけた方が安心と言われている「1000万円の壁」というのはこのことからになります。
さてさて、先日のゴルゴ13の全資産約2兆円(当時のレート)。
仕事の報酬を振り込ませるの「スイス銀行」。
ほかに顧客としてブラック・ジャックさんやルパン三世さんも利用しているようです。ただ、スイス銀行という銀行は実在していません。
ですが、実在するスイスの銀行は法律によって顧客の情報を第三者に漏らすことを固く禁じられています。また、スイスの銀行のなかでも「プライベートバンク」と呼ばれるものは、口座が顧客の名前ではなく、番号だけで管理されています。
このゴルゴ13の口座番号のひとつが、「F5R6I5D1A3XY」です。数字だけ抜きだしますと、「56513=ゴルゴ13」と読め、残りの部分が、「FRIDAY=金曜日(まさか、日本の雑誌では???)」と読めます。
ということから秘匿性もあり、そもそも非合法なやり方で得たお金を預けるために、スイスのプライベートバンクを利用しているということなのでしょう。なお、現実は口座開設するときには厳格な審査があるため、非合法なお金が受け入れられることはないらしいですが、本当のところは誰もわからないでしょうけど。
そのプライベートバンクは一般的な銀行と違って資産運用が目的。企業や個人への融資は行なわず、口座管理料や、預かった資産を運用して得られた利益の一部を成功報酬として受け取りため、給与振り込みや公共料金の引き落としなどはできず、通帳やキャッシュカードもありません。
つまり、私のようなどこからどう見ても一般的な日本国民にとっては縁のない、富裕層の資産を預かったり運用したりするための小規模の銀行です。
なかには歴史のある銀行もあり、各国の王族や貴族などの資産家が代々利用していることが多いようです(日本の政治家も利用しているかも???)。そのため顧客は口座に一定以上の残高でその金額は最低数億円と言われていたりします。よって、プライベートバンクでは顧客との信頼関係がしっかりと結ばれ、資産運用以外の不動産や美術品の売買、ホテルや航空券の手配まで顧客のニーズに応じたサービスを提供しているようです。
さてさて、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の銀行口座がどこなのかはわかりませんが(日本のCMでは三菱UFJ銀行に出演しています)、プライベートバンクだったら(違法賭博はともかく)今回のようなことは起こらなかったかもしれません。
ちなみに仮にゴルゴ13の口座から大谷翔平選手のような事態が発生したら、きっと公になるまえに当事者はすべて消されていることでしょう。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。