囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

ガチンコ勝負だけじゃない

2022年09月05日 | ●○●○雑観の森

 

昨春から始めた半期リーグ戦も

なんとか第3回が終わました

〝祭りのあと〟の秋の気配

ちょっと寂しいですね

 

わたしは、今回初めて

「規定打席達成」となりました

ぜんぶで33局打って20勝13敗

勝率にして6割6厘です

昇格基準6割6分6厘には未達

 

打ちたい手をいろいろ試し

上手く行ったり、しくじったり

勝ったり、負けたりでしたが

おおむね楽しく打てました

 

世話人業務で中座するため

投了したこともしばしばですが

これはやむ負えない?

 

でも前回例会では

「今は対局中ですから

あとにしてください」

とはっきりいいました

世話人のあり方を変えるために――

 

ともかくも

〝地域同好会五段〟

という立ち位置は

居心地がよろしいです

しばらくはこのポジションで

学んでいこうと思っています

 

    ◇

 

一連の半期リーグ戦で

好成績にて昇段の

某四段さんから

「ひとつ昇段したら、

ちっとも勝てなくなった。

ひとつ段位を下げてほしい」

といわれました

 

絶句です

 

「それはなりません

勝率五割になるよう

勉強してくださいね」

(碁会場での公式発言です)

 

「しばらく様子をみて

どうしても駄目なら

またその時に考えましょう」

(あとから小声で申し上げました)

 

来年度以降の世話人皆さんが

どう判断されるのでしょうか

 

ガチンコ勝負で

何が何でも勝ちまくり

昇格するのがいいのか

それとも――

 

自身でよく考えてみてください

 

 

(対局記録カードは、新しいものを上に重ねて全て記録・保存してください。古いカードを捨ててしまうと、判断材料がなくなります。特例としての降段の申し出には応じられません。悪しからず)

 

注:プロアマ問わず、段級位の降格は通常ありません

段級位は「格付け」であって、棋力とはニアイコール

 

 

▲わたし漂流男の対局記録カードです。最後の方は、勝ち過ぎだったかもしれません。実力不足なのに、昇段してしまうところでした。あぶない、あぶない。それと、「精勤者に〝たくさん参加してくださいましたで賞〟として贈呈した千円図書カード」ですが、自分の分を購入するのを忘れていました。これも、あぶない。

 

前回から昇格者への副賞(図書カード)はなし、としました。勝って勝ってさんざん賞金稼ぎをしても、指導碁を打たない、と公言する高段者に対する警告(イエローカード)の意味合いもあります。点数制推進論者に多くみられる傾向として、勝敗至上主義があります。「ヘボ碁打ちとは打たない」という人を優遇することは、親睦碁会の健全性を損なうことになります。コロナを機に、会の体質改善を強く推進するのが、わたしの基本姿勢です。行き過ぎたミーイズムに喝!

 

誤解されると困るのですが、わたしは「点数制」そのものを、100㌫否定しているのではありません。数年に一度、段級位を実態にあわせて微修正するため、イベントとして導入するが良いのではないか、と思っています。それを「全ての例会で実施」となると、親睦要素の強い地域碁会ではムリがある。ここ数年、碁会がギクシャクしたのは、これも一因だろうとにらんでいます。カード記録参加者が低迷したのも、このあたりのニュアンスが正しく伝わらなかったのでしょう。

 

 



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