囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

プロの直覚/9子局❶正解

2020年05月11日 | 【カベ突破道場】



 


小泉栄基プロの場合 の巻】


黒 10の六


■黒は中央に一間トビ。

陣地が増えるわけではありません。

しかし白を分断しているので、どちらかが取れるかも。

取れなくとも、黒の大軍のなかで、もがけばボロが出ます。

黒の地がまとまっていけばいいのです。

それを、どう勝ちに結び付けるかです。

 

3の三 実利にこだわりすぎ

16の八 守り主体で迫力不足

6の十三 交点だが次点

10の十七 よくある好点だが大局的には疑問

 

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○

 

メル友の答えを掲載します。(到着順)

皆さん、だんだんとプロの感覚に近づいてきたかな?

 

【上級Aさん】

黒逃げと白の分断で10-六では?

 

【級位Bさん】

着点:10の六では如何でしょうか?
理由:両サイドの白を分断し、攻め入れる為

「ら・マンタの男」


【高段Cさん】

① 10-六 飛び 
② 白としてはここを裂いて来られるのが一番辛そう。 

にわとり


【高段Dさん】

10の六の一間飛び。

8の五に覗いて9の七に桂馬に飛び出すのも有力ですが、
初心に帰って素直に10の六の一間飛びにします。

ところで小泉栄基プロは私より3歳も年上ですが、
囲碁の世界は定年がなく生涯現役で良いですね。

ごねうなぎ

 

         ◇
         

【有段 漂流男】

①着点=黒10の六

②理由=上辺星の黒1子が飲み込まれると苦しい。

一間トビで逃げると、白は分断され、相手が苦しくなる。

 



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