囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

「思い上がり」に喝 2

2020年06月17日 | 雑観の森/政治・経済・社会

 

「東証一部上場企業」と「街の工務店」 ~ これから企業社会の荒波に揉まれるキミに言っておきたいこと ~ 時代の先端を走っていると勘違いしている遅れた組織 の巻】

 

 

■お隣が居宅の改修工事をするそうだ。

さきごろ、わたしの自宅の郵便受け

「工事の騒音等のお詫び」「営業担当者の名刺」「白いタオル」

が入っていた。

それで初めて工事の一件を知った。

 


■数日して、

わたしが碁会やスポーツジムで遊んでいて留守中のこと。

住宅業界大手S社の名刺を持った営業担当者がやってきて、

「工事は2カ月ほど掛かり

おたく様の車に迷惑を掛けてはいけないので

車を(路上に)移動してほしい」と妻に言って帰ったという。

彼女は、怒っている。

 


■これはホントの話である。

わたしは営業所に架電し

「御社の金儲けのために、わたしが何故、

車庫法違反の罪を犯さねばならないのか。

世間様が納得できる説明ができますか」と一発カマした。

急ぎやってきた担当者は平謝りだが、

工事計画を変更するワケにはいかないという。

別に駐車場を確保します、とか何とか言葉巧みだが

自分たちが勝手に決めた計画の譲歩は決して口にしない

埒が明かないので、こうしようと提案した。

「明日夕方、会社の考えを書面にして持ってくるように

 


■翌日夕方、担当者は、こともあろうに

工事責任者を3人連れてきて、

カラーの図面をもとに工事の説明を始めた。

大きい音が出るので、

わたしのリモートワークにも支障が出る

ということが、新たに判明した。

洗濯物も外に干せないようだ。

 

この業界のビジネスモデルには

根本的に甘えがある、と以前から思っていた。

顧客以外に迷惑をかけるなら

アタマを下げればいいというものではない。

ビジネスならビジネスとしてのやり方を組み込まねばならぬ。

「上質」でも「一流」でも、何でもないのである。

 

しかも、この担当者は「車庫法違反」の一件で、

上司から厳しく叱られたというが

上司は、その日も姿を見せないではないか。

何から何まで「自分の事を先にする組織」。

わたしは彼女に転職・転社を勧めた

 

さらに翌日(昨日16日のこと)、

彼女は営業所の次長と一緒に謝罪したい、と連絡してきた。

一人で来る勇気も根性もない偉ぶっただけの「次長」様の顔が浮かんだ。

わたしは「あなた(担当者)がこれまで会社を代表して謝罪したのでもう結構。

社長かコンプライアンス担当役員、少なくとも法務部長が

お詫びに伺いたいというならともかく、

下っ端の管理職が自己保身のためにアタマを下げてもらっても

こちらには時間のムダ。お断りします」と申し上げた。

ただし工事を許可したワケではない。

強行するつもりなら、こちらにも考えがあるとも付け加えた。

 


■わたしの家は、S社に建築してもらった。

地震にも、強い風雨災害にも、耐えた。

この点には、感謝している。

だが、家の修理をお願いしているのは街の工務店である。

その理由は、言わずもがなであろう。

 


リモート就活で苦しんでいる若者たちよ。

この一件でも、お分かりだろう。

会社の建物がどんなに立派でも、

どんなに金儲けがうまくても

こういう会社に一生を捧げることが

自分にとって仕合せなのか不仕合せなのか。

よくよく考えることを お勧めしたい。

 

 

▼▲“一流企業”のホームページには法令順守が明記されてはいるが……そんなことはなさそうである

 

 


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