囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

美しき“正義”

2020年03月23日 | ●○●○雑観の森

世論調査と「ヨミまがい」 ~ 不条理芝居が止まらない  の巻】

 

「いま、まさに、美しい国を目指すための徳を積んでいるところであります」→ 支持する

「こんなはずじゃあなかった。毎日毎日、ガラガラと音を出して崩れていく」→ 支持しない 

 

ーー世論は二分される

 

         ◇

 

かつて反権力派の弁護士として辣腕を振るった

正木ひろし(明治29~昭和50年)は

「裁判と言葉の魔術」について、

以下のように指摘していた。

 

 

法律の文書から判決に至る道中で起きる「まちがい」は

大別して三つある。

第一に、読み間違い

第二に、書き違い

第三に、ナンセンス

 

読み違い」とは、条文や証言などを勘違いすること。

書き違い」は、事実を正確に表現していないこと。

 

問題は「ナンセンス」で、

論理の合わない言葉を指している。

だがワザと「とぼける」ということがある。

これは精神能力が足りないし、

良心の感覚も鈍っている場合があるでしょう。


また言葉は、恐ろしいもので、ウッカリすると読み違える。

いや、少し回りくどい言い方をすれば、大抵のヒトは間違えるものだ。

いわゆる「誤読」するのである。

誤解されない文章を書くのは貴重な技術だが、

世の中にはワザと誤解させるように書く天才もいる。

故意にシロウトをゴマカスように書かれた場合を

言語魔術というのでしょう

 


         ◇

 

<それを、あなた方、言える立場かな>


裁かれる側の力士が

行司や審判の判定にイチャモンを付け、

横綱審議委員会の苦言を無視続ける。

最強横綱とはいえ、一力士の立場でありながら。

 


疑惑を晴らすべき政治家が

疑惑解明のための再調査はいらぬという。

(お手盛りの)財務省(内部)調査で十分であると。

あるいは権力暴走に歯止めを掛ける憲法を、

時代に合わないし都合が悪いから変えよ、ともいう。

最高権力者とはいえ、立場をわきまえない言質の数々。

 

 

▲あの人は今、何をしている

 

▲「証人喚問」も「本格調査」もゼロ回答で乗り切る決意か? さて司法はどう出る?



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (toyoho16)
2020-03-23 18:27:29
同感の極み。
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Unknown (fumi-bow1956)
2020-03-23 18:32:44
@toyoho16 ブロ友様へ
痛み入ります。
返信する
Unknown (toyoho16)
2020-03-23 19:14:01
「美しき 正義」ぜひ多くの方々に読んで頂きたくて、勝手ながら、
拙ブログ記事中にご紹介/linkさせて頂きました。失礼いたしました。
返信する
Unknown (fumi-bow1956)
2020-03-23 19:33:55
@toyoho16 ブロ友様にご返信
ありがとうございます。
恐縮です。
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