【囲碁の作法とマナー 「エチケット」について の巻】
■フランス語で、紳士淑女の儀礼、身だしなみ、
あるいは日常の動作の洗練された作法などを
「ひとまとめ」にして指している。
徳川時代の中頃、
俳人の加賀の千代女(素園)が
殿様に招かれて、その面前で書画を揮毫した。
ところが彼女がうつむきかげんであったので
殿様が
「遠慮なく、顔を上げて書くように」
と仰せられた。
すると彼女は、
たちどころに美しいユリの絵を描き、
その上に一句を書き添えた。
うつむくはその掟なり百合の花