囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

名人の本手⓬

2020年06月04日 | 【カベ突破道場】 全局

 

「5子局」~ 藤沢保少年(11)が本因坊秀哉名人に挑む の巻】

 

 

▼第11譜(問題図を再掲)


▼第12譜  正解は 8の十

白は1と戻るよりない

黒は2、4をキカシてまず白模様を減らす

ゆっくり黒6と守り、地合いでもはっきり優位に

黒12のノビて好形

黒14とツケコシて、とりあえず白の連絡を妨害する

守っても勝ちの碁だが

もう少し攻めて白の形を崩し、余利を確保しておきたいところ

(藤沢評)

 

 


碁友の解答


【初段Aさん】

ayu123です🙇
黒⑩厳しいですね😱
右辺の黒4子も動き出して・・・
白は11-九では

 
【級位Bさん】

もうダメ! ギブアップします。
私の棋力では、とてもとても無理です。

A(白) B(黒) C(白)D(黒)と置いてみましたが・・・
名人は中央に大きな白地を囲うのでしょうかね?

問題 有難うございました

「ら・マンタの男」

 

⇒「商品のないクイズ」のつもりでしたが、
級位でありながら、よくぞここまで食らい付いてくれました
そのガッツに敬意を表し特別賞(棋力急伸!魔法の手作りテキスト)を贈呈します
名人の手を当てようにも、カスリもしなかったことは
自信喪失するようなことではなく、大変よろしいことです
「考えれば分かる」という根拠希薄なプライドをまず捨て去りましょう
自分が何も分かっていないことを自覚しないことには
上達の可能性が1ミリもあり得ないのですから
さて残るは2人になってしまいました
メダルは確定し、さて完走できるのは、どなたでしょうか (漂流男)


 
【高段Cさん】

名人の戦略といい、大局観といい、我流男の頭では全く浮かばない発想です。
名人の脳の仕組みはどうなっていたのでしょうか・・・。

さて、ヘボ碁脳で考えた次の1手は7九です。
8十や9十なぞと素直に逃げていては、黒に右辺白3子を横にらみにしつつカラまれ
ます。
それを避けるため、敢えて「痛い所から遠い位置に」。


  
 
         ◇
 


 
■問題=この後、秀哉名人が打った白の一手は?

いよいよ盤が狭くなってまいりました

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碁会同人から解答を募ります
「着点」と「その理由」を明記
あす「午後5時」締め切り
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