囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

将棋の日に寄せて/天孫降臨

2021年11月17日 | 雑観の森/芸術・スポーツ

 

きょう11月17日は

「将棋の日」です


徳川家康は囲碁将棋を好み

江戸に上手(じょうず)な者を集め

扶持(給金)を与えて

家臣としました


八代将軍・吉宗の時代から幕末までは

年に一度、旧暦11月17日に江戸城を会場に

碁将棋衆の上手(七段)以上を集め

〝将軍御前での日本選手権〟を開きました


「将棋の日」は、

半世紀ほど前に日本将棋連盟が記念日と定め

前後の日程で関連イベントを開いてきました

ちなみに「囲碁の日」は1月5日です

 

 

わたしが住む大阪府高槻市には

2年後、関西将棋会館が移転してきます

毎月、藤井クンたちスター棋士がやってきて

激闘を展開することになります


市内書店の囲碁・将棋コーナーを見ると

将棋の書籍が囲碁の数倍のスペースを占めて

盛り上げに一役買っています

小学生向けの教室も盛況で

こうした傾向は強まるでしょう


新しい会館がオープンする頃(2023年秋?)

周辺がどんな変化を見せるのか

今から楽しみです

 

 


▼囲碁の入門本「碁をはじめたい人に」(加納嘉徳著、成美堂出版)から――ルールは簡単でも、覚えてからハマルまでの道筋をつけるのが難しい囲碁。やり方」を教えることができても「面白さ」を教えることはできません。スター棋士、アイドル棋士の出現が手っ取り早い活性化策でしょうか。呉清源(ご・せいげん、1914~2014年)が来日した百年近く前、端正な容姿の天才少年の出現に囲碁人気が急上昇。(碁を知らない女性でも、呉清源は知っていた) お抱えとした新聞社は、独占的に囲碁記事を掲載し、売りに売って部数を伸ばしました。

 

 

 

 

 

 



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