【狙いを秘めた一撃の巻】
▼第3図 23~31
白のボウシは厳しく
黒はどうやってアタマを中央に出すのか、考えるべき局面
イ・セドルは23とツケて整形してサバくことにした
ここで白24のノゾキ
強烈な手裏剣が飛んだ
黒25のツギに、白26のブツカリ、白28の切断が厳しい
黒31と上辺で窮屈に生きるようでは、
既に黒の気分はブルーである
◇
実はこの手。
9月22日の駅前碁会で試した。
村正の妖刀定石から派生した同様の石の配置から、
このノゾキに端を発したキリが決まり、
相手の石がバラバラになった
50手も持たずに、投了
実験成功である
普段なにげに打っているナマノゾキとの違いをかみ締めていただきたい
ちなみに、白は右側からノゾクことは、よほどの事情がなければ、ありえない。
弱い黒石を固めるお手伝いをしただけで、後は悲しい展開が待っている。
ノゾキの「方向」と「タイミング」は慎重に !