【囲碁由来の日本語はたくさんあります
~ 昔の常識、今の非常識 ~ 本当の“有段者”になるために の巻】
「ダメ」って?
元はといえば、
囲碁で使ってきた言葉だった。
「こっちが大きい、あっちが小さい」
「こう打っていたら、自分が良かったのに」
勝敗がついていない対局途中に、感想戦ですか?
よくある風景ですよね。
われわれアマの碁では。
これ、ダメです。
あれこれ、ごちゃごちゃ言わずに
黙ってダメ詰めして、すぐ数えましょう。
数えたら、勝敗ははっきりします。
この後、互いに一礼するものです。
それから、最初から並べて検討しましょ。
男は黙ってダメ詰める!
ダメが詰まっては
手を入れなければならない場所もある。
最後、打つ場所がなくなって終局です。
ここまできたら数えましょう。
「はい、ありがとう」といって
数えずに石を崩す方がおられますが、
これは唖然です。
マナー違反も甚だしい。
勝っても負けても
ひととき二人が愉しみ
最後に気持ちよく終わらなきゃ
何のための趣味といえましょうか。
★参考記事
「ありません」のダメ (2020年09月20日 投稿)
Aさん「(もう、打つべきところが)ありませんね」
Bさん「いや……」(小さい声で)