囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

囲碁由来の言葉「ダメ」

2020年09月29日 | 雑観の森/芸術・スポーツ

 

 

 

 

囲碁由来の日本語はたくさんあります 

 ~ 昔の常識、今の非常識 ~ 本当の“有段者”になるために の巻】

 


「ダメ」って?

元はといえば、

囲碁で使ってきた言葉だった。

 

「こっちが大きい、あっちが小さい」

「こう打っていたら、自分が良かったのに」

勝敗がついていない対局途中に、感想戦ですか?

よくある風景ですよね。

われわれアマの碁では。

これ、ダメです。

 

あれこれ、ごちゃごちゃ言わずに

黙ってダメ詰めして、すぐ数えましょう。

数えたら、勝敗ははっきりします。

この後、互いに一礼するものです。

それから、最初から並べて検討しましょ。

 

男は黙ってダメ詰める!

 

ダメが詰まっては

手を入れなければならない場所もある。

最後、打つ場所がなくなって終局です。

ここまできたら数えましょう。

 

「はい、ありがとう」といって

数えずに石を崩す方がおられますが、

これは唖然です。

マナー違反も甚だしい。

 

勝っても負けても

ひととき二人が愉しみ

最後に気持ちよく終わらなきゃ

何のための趣味といえましょうか。

 

 

 

 

 

★参考記事

「ありません」のダメ  (2020年09月20日 投稿)

Aさん「(もう、打つべきところが)ありませんね

Bさん「いや……」(小さい声で)

 



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