【趣味には
~ カネを掛けて楽しむ方法あり
~ カネを掛けずに楽しむ方法あり
~ 「乗っかる」か「乗っける」か の巻】
碁会所とか囲碁サロンとかは「商売」である。
初めてでも、1日700~1500円を払えば、
相手を探してくれて、碁が打てる。
お茶も出してくれて、出入りも自由。
午後のひとときを、退屈からしのいでくれる。
一見のビジターだって、歓迎してくれる。
会員となってそれなりの金額を納めると
毎日自由に出入りできるし、
居心地ももっとよくなるかもしれない。
「乗っかる」だけでいいのだ。
お客様だから。
ひとくちに囲碁サロンといっても、いろいろあり。
わたしはこの数年、京都、東京、大阪で十数カ所訪れた。
会場が広くビジターが多いサロンなら
(東京・有楽町囲碁センターなど)
対局相手はどんどん紹介してくれる。
大半が仲間内だけでやってくるようなサロンなら
(日本棋院関西総本部梅田囲碁サロン、関西棋院直営囲碁サロンなど)
1人で行っても相手がなかなか見つからない。
要するに、サロンの経営・運営方針が外向きか、内向きか、による。
一方、縁台の碁将棋の延長上にある地域同好会はどうか。
会費はゼロから年間数千円までさまざまだが、
1日当たりにすると100円、200円の世界だ。
公民館や自治会館を会場としていて
会場費は無いか、あってもとても安い。
近場で、これがあると、大変ありがたい。
なければ、会を創ればいい。
だが……。
◇
同好会は自主運営だから、皆が
「乗っかる」だけでは済まぬ。
会場取り、設営・撤収などの「義務」が、
「権利」と同時に付いてくる。
場合によっては、世話人に推挙されることだってある。
要するに、多少は汗をかけ、ということである。
この辺の違いを、説明しなくとも分かるヒト、
説明してもなお分からないヒトがいる。
本人は、碁会所(商売)と同じように、
「お客さん」のつもりかもしれないが、
そうは問屋が卸さない。
皆が「お客さん」では、
「自主運営の集い」は成り立たないのだ。
◇
数人の小規模碁会は、
2人、4人、6人、8人――の単位で成立する。
「偶数」でなければ、ひとりがあぶれる。
参加の意思・都合を聴き、
偶数にしてやっと催行決定となる。
よんどころない事情でドタキャンはむろんアリだが、
気軽に約束し、気軽に休まれては、他が迷惑なのである。
休む際に、まだ時間があるなら、
代役を自分で探すぐらいであってほしい。
(過去一度だってなし。残念ながら皆無といって間違いない)
でなければ
「お客さん=乗っかるだけの泡沫(ほうまつ)会員」
などのそしりを免れぬ。
(一定規模の会なら、多少はお客さんがいても、さほど問題にならないが……)
カネを掛けるか、掛けないか。
その辺を承知のうえで楽しむ趣味である
ということを肝に銘じたい。
⇅ 同じではありません
小規模碁会(山手碁会および駅前碁会)の約束事
➀メール連絡を受けたら、必ず返信する (開封確認でも可)
②自分が欠席する時は、全員に一斉メールする
(要するに、挨拶したら無視するべからず、ということ。唯一の義務)
現在の協議事項=時間があれば、可能な範囲で欠席本人が代役を探す
★コメント欄は「承認制」ですが
連絡を承る目的で使用しています
公開・返信は原則的に行いません
大変恐縮ですが、ご了解ください
(気まぐれに公開することもあります)