【「聖域なき不要不急項目の削減」と「激変緩和措置」
~ さじ加減は必要ではあるが…… の巻】
100人碁会の灯が半分消えかかっている。
いまこそ三十年たまったアカを削ぎ落し
リフレッシュするチャンスである。
世話役の仕事量を大幅削減しようというワケ。
「楽しく碁を楽しむ」という原点回帰を図り、
それ以外を割愛して再生の第一歩とする。
歴史の積み重ねを再評価したうえで
現状に合わせて、
あり方を根本から作り直すのだ。
少しだけ昔の話。
業績低迷にあえぐアルコール飲料会社のトップに就いた人物が
ライバル企業トップに会い、アタマを下げ、お願いした。
「うちの会社のどこが、マズイのでしょうか?」
「おたくの販売店の店頭には古い商品が積んである」と相手は答えた。
おごりと油断である。これが痛恨事になった。
新社長は会社に戻り、お荷物の在庫を一掃して
店をきれいにするよう指示し、反撃の狼煙をあげた。
再生には何年何十年かかったが、ついに首位に躍り出た。
業界では有名な話である。
中途半端なリストラ(再構築)は必要な効果は得られない。
しかし、いきなり全部を一気にやろうとすると
痛みが伴い、想定したような結果が出ないかもしれない。
その辺の「落としどころ」をどこにおくか、
それだけが問題なのである。
▲上達を妨げるのは石頭が原因!
と、昔から決まっている
すべてのことに共通する自然の法則だが
それがなかなか実践できないもの
賢い中高年こそ上達が遅いのはなぜか?
足元を見つめ直したいものである