【気持ちよく碁を打ち続けるために】
11子局の終盤で
おかしな事が
起きかけた
相手黒番が自ら
ダメヅマリになる手を
打ってしまったのだ
10個の石が取られる自殺手
打った石は既に
指から離れている
打ち直そうかどうか
迷っている
私はその様子を
ジッとみていた
しばらくして
相手は気づき
しばし嘆息し
残念そうに
指を離した
私はホッとした
数えて20目ほど負けた
失着は敗着にならず
大勢は決していた
整地の仕方を
手直ししただけで
感想戦でポイントを
振り返ってみたが
褒めるところが多く
ともに収穫があった
これでいいのだ