【なぜ、囲碁に大局観が重要といわれるのか】
昨年いまごろから
「毎日が日曜日」となった
四十年余も組織にしばられたが
いま、気ままな自由生活である
だから
平日は不要不急の用で忙しくし
土曜は囲碁同好会の例会へ行くから
日曜だけは「ボーとする」ことにしている
夜ごはんは、レトルトカレー
ときどきは、手作りカレーと決めた
いわば「退屈な時間を愉しむ一日」
「できるだけ手抜きの一日」だ
といっても、貧乏性ゆえ
「一切何もしない」が出来ない
きっと、古碁を並べたり
ワンコのシャンプーをしたり
歴史ものを調べたり
駄文を書き連ねたり
単車をちょいのりしたり
やっぱり、何かをするだろう
ふと、
「ふたりのエリザベス」が気になった
中世のエリザベス一世と、
先般亡くなったエリザベス二世
血のつながりはないが、
多くの共通点がある
ひとつだけあげると
誠実さと人気の高さだろう
エリザベス一世を扱った映像作品は
数多くあるが、何度か見たのは
「エリザベス:ゴールデンエイジ」
(ケイト・ブランシェット主演)
特に、
戦力に劣るイングランド艦隊が
スペイン海軍の無敵艦隊を打ち破る
「アルマダの海戦」のシーンが印象的だ
女王は戦況報告を聴き、大局的判断を下し
そして、ひたすら祈るのである
「これは盤上遊戯の碁将棋と通底する」
と思うのは、わたしだけだろうか
幕末~昭和の名局を並べるとき
表面で平和の世だから許された
「戦争シミュレーションゲーム」
に興じる〝ありがたみ〟を
そこそこに感じるのである